【2023年度“部屋選び”に関する調査】Z世代の2人に1人が部屋選びの際に「動画」を参考にしたいと回答
リアル拠点と不動産DXのシナジーでライフスタイルデザインを追求するハウスコム株式会社が、『2023年度“部屋選び”に関する調査』を実施しました。
部屋選びの条件やライフスタイルについて、調査対象をZ世代※1に限定したものと、15~49歳を対象にしたもの、2つの調査結果を発表しました。
今回SUMAVEでは、Z世代のSNSの活用状況について掘り下げた調査結果についてご紹介します。
Z世代の“部屋選び”
調査対象
Z世代の男女のうち1年以内(2022年4月以降)に賃貸物件に引っ越しをした、または今後1年以内(2024年4月まで)に引っ越し予定の人 587 人
Z世代の情報源は「SNS」が約7割。そのうち最も利用率が高いのは「YouTube」、女性は「Instagram」
- Z世代が情報源として普段から利用しているメディアは、約7割が「SNSのいずれか」を回答。「テレビ」は3位(44.0%)。
- 「SNS」の内訳は、「YouTube」(50.1%)、「Instagram」(46.8%)、「Twitter」(43.8%)、「TikTok」(23.2%)の順。特に「YouTube」は半数が利用。
- 男女別では、男性が「YouTube」(51.2%)が 1 位であるのに対し、女性は「Instagram」(56.6%)が「YouTube」(49.0%)より多く、Z 世代の女性の約 6 割が情報源としてInstagram」を活用している結果に。
部屋選びにも「SNS」活用の兆し
- 1位は物件検索できるWebサイト(SUUMO、LIFULL HOME'S、athome、アパマンショップ、いい部屋ネット、ハウスコム、R-STOREなど)。2位にアプリがランクイン。
- 「SNSいずれか」の合計値は、3位の「店舗」(19.9%)に次いで16.0%。
- 1位、2位のWebサイト・アプリについて、不満に感じることを追加調査すると、「Z世代全体」では「物件の広さがイメージしづらい」(29.3%)、「物件の中身がイメージしづらい」(27.7%)、「物件の周辺環境が分からない」(27.0%)といった意見が上位となった。
- 加えて、その中でも部屋選びで「SNS いずれか」を利用した人は、よりポータルサイトへの不満が多く、「希望に近い物件が出てこない」と感じている人が4割以上であることがわかった。
Z世代の5割以上が、部屋選びに当たって「物件紹介動画を参考にしたい」
- 部屋選びの際に「物件紹介動画※2を参考にしたことがある」と回答した人は「Z世代全体」では43.4%で4割以上、部屋選びに「SNSいずれか」を利用した人では67.0%で約7割に。
- 「物件紹介動画を参考にしたい」と思った人は53.5%。
※2 物件紹介動画とは、SNSなどで公開されている部屋や周辺環境の様子や情報を動画で紹介した動画を指します。
物件紹介動画を活用する理由
- 1位「物件の中身がイメージしやすい」(50.0%)
- 2位「物件の広さがイメージしやすい」(38.2%)
→「不動産ポー タルサイトやアプリについて不満に感じること」と逆の結果に。
- 「自分のライフスタイルに合った物件を探せる」「自分の好みやこだわりポイントを把握できる」(23.6%)といった、自分自身のライフスタイルや好みの部屋が探しやすいというメリットを感じている人も約4人に1人。
「中身」や「広さ」のイメージがしづらいという従来の物件検索のデメリットを、物件紹介動画は補っているのではないでしょうか。
物件紹介動画で参考になった/期待する情報は?
- 1位はいずれも「駅からの道のりの様子」
- 「期待する情報」では、2位に「エアコンやトイレなどの設備の状態」(46.2%)、4位に「家賃」(40.7%)、7位に「コンセントなどの場所」(38.2%)が挙がっており、Z世代のリアルな視点が浮き彫りに。
物件動画を見た人は、部屋へのこだわりが強く平均家賃も7,450円高い
部屋選びに「物件紹介動画を参考にした」人は、他のZ世代よりも、「好きな街」「広い部屋」などお気に入りやこだわりの部屋を動画から見つけて、「家賃が高くても住みたい」と考える人が多いようです。
調査結果の詳細
Z世代への調査結果、及び15~49歳を対象にした調査結果の詳細については、こちら(2023年の“部屋選び” ~昨年比較~)をご覧ください。
ハウスコムは、本調査で明らかになった「価値観の変化」に寄り添ってお部屋探しを提案していくとしています。
[調査概要]
●調査期間: 2023年4月28日(金)~5月7日(日)
●調査方法: インターネット調査
●調査対象:<Z世代による動画を活用した部屋選び>
過去1年以内(2022年4月以降)に賃貸物件に引っ越した、または1年以内(2024年4月まで)に賃貸物件に引っ越し予定で、その際自身で物件選びをした Z世代の男女 計587人
※1 Z世代は1990年代中頃から2000年代終盤までに生まれた世代とされており、この調査では調査時点で16~25歳の男女を対象にしています。
注:本リリース上のスコアの構成比(%)は、小数第2位以下を四捨五入しております。グラフ上の数字の合計と表示されている合計値は一致しない場合もあります。
■ハウスコム会社概要
リアル拠点と不動産 DX のシナジーでライフスタイルデザインを追求しています。これまでに電子申し込みやオンライン内見・契約などのテクノロジーを活用した不動産テックサービスを積極的に取り入れることで、お部屋探しのサポートを強化するとともに、生産性に着目した歩合給制度導入など生産性向上にいち早く取り組むなど、不動産業界の働き方改革においても先行しています。
URL:https://www.housecom.co.jp/