【10/1更新】「不動産テックでサポートしたい」コロナ対策支援プランまとめ

はじめに
今回は、コロナ対策として、特別な支援プランをリリースしている不動産テックのまとめ記事です。自社の利益にこだわらず、不動産会社のリモートワークを支えようとするスタートアップも現われています。それらの情報発信をSUMAVEはサポートします。以下、ニュースリリースを時系列順に掲載します。
【終了】2020年9月30日まで/LIFULL HOME'S
画像出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000033058.html
LIFULLは、HOME'S加盟店向けに「オンライン相談、オンライン物件見学、IT重説」サービスの新規申し込みを無償で対応しています。また、オンライン相談員を2020年5月末頃まで増員しています。運営元は株式会社LIFULL。Web会議・テレビ会議の提供元は株式会社ブイキューブ。以下、プレスリリースから抜粋します。
コロナ対策支援プラン概要
期間:2020年3月中旬~2020年5月末頃までを予定
( 4月14日に、無償提供の終了時期を2020年5月末から2020年9月末に延長いたしました。)- 対象不動産会社:新規で「オンライン相談/オンライン物件見学/IT重説」サービスを利用されるLIFULL HOME'S加盟店
- 対象物件:賃貸物件
- サービス新規利用に関する問い合わせ方法:
→ 電話 03-6774-1625(受付時間:10:00~19:00)(土・日・祝日を除く)
→ URL:https://www.homes.co.jp/online/無償提供されるサービス概要
スマホやタブレット端末に専用アプリをダウンロードし、賃貸の物件見学(物件内部の見学)や重要事項説明を非対面で実施できるシステム。ユーザーは自宅からその情報にアクセスできる点が特長。部屋探しの相談だけでなく、IT重説や契約までをオンラインで完結。サービスの提供開始は、2017年10月。
【終了】2020年6月30日まで/ナーブ
画像出典元:https://www.nurve.jp/news/vrathome/
不動産仲介店舗へ『VR内見™』を提供してきたナーブは、『おうちでVR内見™』によるコロナ対策支援を開始。ユーザーにはVRキットを無料で、不動産会社にはVR遠隔接客システムを無償で提供しています。運営元はナーブ株式会社。以下、プレスリリースより抜粋します。
コロナ対策支援プラン概要
- 期間:2020年6月30日(火)まで
- 内容:『おうちでVR内見™』に参画した不動産会社について、基本料金(月額4,980 円税別)の無償提供を実施
- 問い合わせ先:ナーブ株式会社 広報担当
→ TEL:03-6635-6199
→ E-mail:press@nurve.jpVR内見とは
【終了】2020年6月30日まで/アクセルラボ
画像出典元:https://www.accel-lab.com/jp/archives/2778
SpaceCoreは、不動産事業者と入居者のためのスマートライフプラットフォーム。オーナーと入居者のコミュニケーションを円滑にする「リレーション機能」を期間限定で無償提供しています。運営元は株式会社ACCEL LAB。以下、プレスリリースから抜粋します。
コロナ対策支援プラン概要
- 期間:2020年4月1日〜2020年6月30日
- 内容:SpaceCore「リレーション機能」無償提供
- 対象企業:「SpaceCore」を新規で契約する不動産事業者
- 申込先 :コチラ
SpaceCoreとは
不動産会社、ハウスメーカー、不動産事業者と入居者のためのプラットフォーム。物件にIoT機器を取り付けることで、専用アプリから家電製品を操作することができる「スマートホーム機能」が特長。不動産会社と入居者が双方向でコミュニケーションできるクラウドサービスを提供している。
【終了】2020年5月31日まで/ライナフ
画像出典元:https://linough.com/press20200409/
在宅でも物件確認の電話を受電できる「スマート物確・リモートワークオプション」を無償で提供。運営元は株式会社ライナフ。同社は、ITツールの導入が遅れる不動産管理会社へ向け、出社をしなくてもリーシング業務がおこなえるよう、社内体制の構築とその支援をするBPOサービスの提供もはじめています。以下、ニュースリリースより抜粋します。
コロナ対策支援プラン概要
- 期間:2020年5月末までに契約した顧客
- 内容:本オプションサービスの初期費用と月額サービス利用料が無償提供される
- 申込:コチラの専用申込フォームで受付中。
スマート物確とは
AIで物件確認を自動化するサービス。24時間365日、物件確認の電話にAI が対応する。音声認識で物件を特定し、自動音声で応答します。応答項目や文章の変更、応答時間や曜日の設定もできる。物件特定率は95%(*1) 以上と、安定した音声認識技術を提供している。2019年11月、不動産会社が利用したい業務効率化サービスNo.1を獲得(日本マーケティングリサーチ機構調べ)。サービス提供元のライナフは、既存の不動産業界と新興の不動産テック企業の融合を目指す、一般社団法人不動産テック協会の理事を務める。
(*1)ライナフ調べ:2019年1月時点、無作為抽出の1000件より
【終了】半年間無償/ニーリー
画像出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000045188.html
「新型コロナウイルスの影響で来店者数が減った」「顧客対応を非対面で行いたい」「集客施策を考えたいが出来るだけお金はかけたくない」という不動産管理会社の声にこたえるため、コロナ対策支援として初期費用0円、システム利用料を半年間無償で提供。運営元は株式会社ニーリー。以下、ニュースリリースから抜粋します。
コロナ対策支援プラン概要
- 対策支援内容:初期導入費用無料、システム利用料半年間無料
- 申込対象期間:5月31日まで
- 対象:申込期間中に新規申込をした企業様
Park Directとは
月極駐車場の募集から契約作業、契約後の月々の使用料の徴収、送金や顧客管理などオンラインで対応。業界初の不動産業界特化型のバーティカルSaaS。月極駐車場の募集、申込対応、審査、契約手続き、賃料回収、収納代行、各種書面の発行、更新・解約手続きをすべてオンライン上で完結させることができる。平均92%の業務負荷を削減した実績がある。
【終了】2020年5月31日まで/いえらぶGROUP
画像出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000008550.html
新型コロナウイルスの影響を考慮し、賃貸管理会社の業務非対面化を全面的に支援するため、4つのリーシング機能(業者間サイト・内見予約・VR内見・Web申込み)を無償提供。運営元は株式会社いえらぶGROUP。以下、プレスリリースから抜粋します。
コロナ対策支援プラン概要
- 申込期間:2020年4月9日~2020年5月31日
- 対象:各サービスを新規で導入する不動産会社(いえらぶCLOUDの利用問わず)
- 無償提供期間:機能開放完了~2020年5月31日
※6月以降の対応につきましては、状況を鑑みて判断。
※本キャンペーンは予告なく終了する場合がございます。予めご了承ください。- 問い合わせ先はコチラ
いえらぶとは
不動産会社の業務を支援する総合ツール『不動産業務の総合支援システムいえらぶCLOUD』、住まい探し、不動産業界に特化した転職情報などを掲載するポータルサイト『いえらぶ』、賃貸管理業務に必要な機能を選りすぐった賃貸管理システム『らくちん』など、業界関係者向けのサービスを提供している企業。
【終了】2020年6月30日まで/スペースリー
画像出典元:https://spacely.co.jp/news/release40
不動産・住宅分野の全事業者向けに、リモートワーク&非対面の需要にこたえるため、Line連携チャット接客とVRウェブ接客システムを無償提供。運営元はスペースリー。以下、プレスリリースから抜粋します。
コロナ対策支援プラン概要
- 申込期間:2020年4月13日~6月30日まで(※)
- 対象:不動産・住宅分野の全事業者向け
- 利用可能な機能:
- 申込フォームはコチラ
※上記VRウェブ接客システムは5月中旬より無償提供開始予定です。
※VRウェブ接客システムは当社保有特許技術を含みます。
※状況に応じて実施期間が変更となる場合は別途ご案内いたします。VRウェブ接客システムとは
特許技術である360度VRコンテンツの遠隔同期機能によって、接客担当者と顧客が、同じ360度VRコンテンツの画面を共有しながら、コミュニケーションできる。双方向でのコンテンツ操作が可能な、インタラクティブシステム。
【終了】2020年6月30日まで/ダイヤモンドメディア
画像出典元:https://www.diamondmedia.co.jp/news/view/497
これまで培ってきたナレッジや知見を活かし、Webサービスや各種SaaSへの移行、社内フロー、環境整備をサポート。不動産会社のデジタルトランスフォーメーションを期間限定で支援しています。
コロナ対策支援プラン概要
- 期間:2020年4月1日〜2020年6月末日まで
- 対象:上記の日程にて申込みをした顧客
- 料金:初回無料(通常10万円)
- その他:お打ち合わせはオンライン会議ツールを活用いたします。また、御社の状況をヒアリングした上でどのように業務をオンラインに置き換えていくかをコンサルティングさせて頂きます。
- 申込はコチラ
ダイヤモンドメディアとは
「データは人類をハッピーにする」をミッションとし、「データを通じて生活を進化させる」をビジョンとする不動産テックベンチャー。取引実績は東急住宅リース、三井不動産レジデンシャルリース、ミサワMRD、アンビションなど、200社以上。既存の不動産業界と新興の不動産テック企業の融合を目指す、一般社団法人不動産テック協会の理事を務める。
【終了】半年間の無償提供/イタンジ
画像出典元:https://drive.google.com/file/d/1oMHJHpV8vuASch4c-jaaGyAxM-MaeO_U/view
賃貸管理会社向けリーシング業務のワンストップサービスCloud ChintAI(クラウドチンタイ)シリーズから、「内見予約くん」、「申込受付くん」、「電子契約くん(*1) 」と、賃貸仲介会社向け顧客管理システム「ノマドクラウド」の新機能「ビデオ通話」の、計4つの機能を期間限定で無償提供。運営元はイタンジ株式会社。以下、プレスリリースから抜粋します。
(*1)「電子契約くん」の無償提供範囲は駐車場の電子契約100件まで
コロナ対策支援プラン概要
- 無償提供の範囲
1、賃貸仲介向け顧客管理システム「ノマドクラウド」の新機能「ビデオ通話」の通話時間 1,000分(*2)
2、内見予約WEB受付システム「内見予約くん」
3、不動産関連WEB申し込み受付システム「申込受付くん」
4、不動産関連電子契約システム「電子契約くん」の駐車場電子契約 100件- 提供条件
新規導入の企業が対象で、2020年5月末までに申込をした企業様に対して半年間無償提供- 問い合わせ先
→ TEL: 03-6441-3945
→ URL: https://lp.itandi.co.jp/sales(*2)先着50社まで
イタンジとは
『ぶっかくん』、『内見予約くん』、『申込受付くん』、『電子契約くん』などの不動産賃貸業務のワンストップサービス『CLOUD CHINTAI』を提供する不動産テック企業。セルフ内見型の賃貸サイト『OHEYAGO』も運営。
おわりに
4月16日に、緊急事態宣言が全国へ拡大されました。そのうち、特定警戒として指定されのは13の都道府県です。新型コロナウィルスの感染者は増え続けています。”Stay Home”という合言葉のもと、週末だけでなくウィークデイの外出自粛も呼びかけられています。不動産業界も例外ではありません。
不動産オーナー向けのモバイルアプリや、そのデジタルプラットフォームを提供しているスタートアップWealthPark(以下、ウェルスパーク)株式会社の調査によると、「リモートワークの準備を進めている・一部の社員がリモートワーク・全社員がリモートワーク」と答えた企業は、175名/138社のうちの55%です。4月3日時点のアンケート内容で、1度目の緊急事態宣言が発出される以前の話です。それから2週間がたちました。「準備を検討している」30%や、「準備をしていない」15%が、どのように対応をしているのが気がかりです。
本記事の目的は、新型コロナウイルス対策に関する不動産テック情報の共有です。繰り返しになりますが、「コロナの影響を受ける不動産会社を支援したい」そう考えて動く、不動産テック企業やスタートアップの情報発信をSUMAVEはサポートします。並行して、不動産テックの最新事情や独自調査のコラム記事は、これまで通りに掲載していきます。改めて、業界のこれからと社会全体のことを考える日々です。