【速報】不動産テック協会とPropTech Japanが提携

- 2019年11月21日、一般社団法人不動産テック協会(以下、不動産テック協会)と、PropTech Japanのコミュニティが不動産テック領域のさらなる推進へ向け、提携することを発表。両団体の代表が相互連携を公言した。写真左は、一般社団法人不動産テック協会の代表理事である赤木正幸氏。写真右は、PropTech Japanのコミュニティを主宰する、株式会社デジタルベースキャピタルの代表・桜井駿氏。
両団体の提携について
赤木:以前より、「PropTech Japanさんと不動産テック協会との関係って、どうなのよ」そんなふうに質問されることは、頻繁にあって。実際には、どちらかというと両者の得意な領域や強みが違っていました。その得意な領域や強みを高めたり伸ばしたりすることに、これまでは、それぞれが集中していた時期だったように思います。それが今回、「補い合いましょう」という話にまとまり、晴れて、締結することになりました。本日は、そのご報告をさせていただきます。
桜井:ありがとうございます。ご存知ないかたもいると思いますが、PropTech Japanは任意の団体です。スタートアップに特化したイベントを実施しています。不動産テック協会とは違い、既存の不動産業界に踏み込んだ活動はできないし、現状のリソースでの実現は難しいということで、もともと、活動内容にも入れていませんでした。しかし、不動産×テクノロジーのイノベーションを加速させたい思いは、私たちも不動産テック協会と同じです。さきほど赤木さんがおっしゃったように、互いに、頑張って取り組んでいるとこが違ったに過ぎません。それを今回、「双方の強みを生かしあおう」「不動産×テクノロジーのさらなる推進を目指しましょう」ということで提携することになりました。
桜井:提携内容というほどの大げさなものではありませんが、ひとまず、取り組みたいと思っているのは、双方が実施しているアクティビティへの相互送客です。人、企業、団体、官公庁、コミュニティなどの紹介や共有を通じて、連携できればと思っています。今日は詳しく発表できないんですが、PropTech Japanの運営は、大手の事業会社やスタートアップの皆さんが、社会人ボランティアとして運営してくれています。私たちが普段、実施しているPropTech Meetupも、そのメンバーが中心になって運営してくれている現状です。今後は、そのMeetupの共催や勉強会の実施もご一緒できればと考えています。
まとめ
既存の不動産業界や業界団体に太いパイプを持つ不動産テック協会と、不動産テック(プロップテック)や建設テック(コンテック)などのスタートアップに特化したPropTech Japanが手を組みました。PropTech Japanは、1,000名規模に成長しているコミュニティです。2つの組織の提携発表は、不動産×テクノロジーである、不動産テック領域のさらなる活性化を期待させるニュースです。この発表は、2019年11月21日に開催された、不動産テック協会の設立1周年記念イベントにて公表されました。当日の会場は、東京都千代田区にあるNagatacho GRiD(永田町グリッド)です。会場には、不動産テック協会の理事や顧問が姿を見せました。そのほか、3名のゲストスピーカーが登壇し、不動産テック協会の体制変更や部会活動の報告もありました。
どのような1周年記念イベントであったかは、後日、レポート記事にして公開する予定です。イベント全体の概要は、そのときに、また、ご紹介します。お楽しみに。