【レポート】あらゆるところをワークスペースに!スペイシー

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【レポート】あらゆるところをワークスペースに!スペイシー

はじめに

2018年5月18日(金)に、株式会社スペイシーが、「日本版ワークプレイス」の提供を発表しました。「日本版ワークプレイス」とは、平たくいうと、ビジネス用の防音室です。

スペイシーは、駅構内やオープンスペースなど、さまざまな場所に「日本版ワークプレイス」の設置を目指します。目標設置数は500か所です。

取り組みの背景にあるは、「「外出先でも気軽に社内会議を」そんな環境を整えたい」という思いです。開発にあたり、スペイシーは2社と手を組みました。ヤマハとマイクロソフトです。

優れた防音技術、音環境を提供したヤマハの花村洋一郎氏(画像下)は、3社の協業を次のように語りました。以下、敬称は省略です。

花村:「外出先でも、社内の会議室を使うような気軽さで、会議や仕事の話ができるテレワーク環境の提供を目指し、3社が集まりました。日本のインフラ事情に馴染みやすい、「日本版ワークプレイス」という呼び名を意識して、サービスを展開していきたい考えです」

今回の取り組みで、会議プラットフォームとして『Skype』を提供するマイクロソフトの黄瀬隆律氏(画像下)も、熱い胸のうちを語りました。

黄瀬:「テレワークの普及は、ありがたいことに増えています。ところが、テレワークでの会議利用は、テレワーク全体の10から20%に満たないのが現状です。外出先でメールチェックなどの作業ができても、声を出して会議をできる環境は、とても少ない。私たちは深刻な状況だと考えています。この状況を打開するアイデアとして、今回のスペイシーさんの取り組みは、素晴らしいものです」

誤解を恐れずにいうと「防音技術+会議のプラットフォーム=日本版ワークプレイス」です。このアイデアの実現に、スペイシーは大きな役割をはたしました。

記者会見でスペイシーの取り組みを説明してくれたのは、執行役員を務める武田正史氏(画像下)です。

武田:「今回、ヤマハさんとマイクロソフトさんのご支援をいただきまして、新しいワークプレイスを提供することができるようになりました。皆さんの働く場、働き方改革に貢献したい。日本のために、という思いもそうですが、外出先でもビジネスパーソンがちゃんと働ける環境を提供していくことができればと、思っています」

今回の記事は、「不動産×シェアリングビジネス」がテーマです。注目の度合いを高めているシェアリングビジネスのサービスから、株式会社スペイシーを取り上げます。

記事では、スペイシーがヤマハやマイクロソフトと手を組んだ背景、スペイシーが扱う不動産テックサービスの概要、スペイシーが投資家から注目を浴びるわけなどを紹介していきます。

目次

日本版ワークプレイスとは
きっかけは「スペイシーの音楽室版を作ろう」
『スペイシー×フーターズ』

そもそも、スペイシーとは
全体の56%が「1週間以内に予約をする」
利回り144%、会議室運用の収支を公開
『スペイシー』が投資家から注目を浴びる最大の要因
まとめ

 

日本版ワークプレイスとは

ヤマハが開発、販売している商品に、音楽練習のための『アビテックス』という防音室があります。一番狭いもので1.5畳の大きさ、2m強の高さがある防音室です。

部屋は、防振性に優れた構造になっているだけでなく、ヤマハ特許の遮音パネルが、室内の音レベルを35デシベルや40デジベルに保ちます。

オンライン会議のツールとして導入されているのは、ヤマハの『YVC-1000MS』です。室内にマイクスピーカーシステムを設置し(画像上の黒いデバイス2つ)、2つのデバイスで、マイクロソフトの『Skype for business』というプラットフォームを使います。こうすることで、「外出先でも、部屋の扉を開けた瞬間に会議ができる」環境を目指しているのが、日本版ワークプレイスです。

これをスペイシーは、「気軽に使えるワークスペース」として、駅構内やオフィスビルなどの、さまざまなスペースに設置する計画です。

ちなみに、35から40という音レベルは、「夜間の高層住宅地域や戸建住宅地」「ホテルの室内」などに相当する音レベルとされています(出典/全国環境研協議会騒音小委員会)。

次は、日本版ワークプレイスのきっかけを掘り下げます。

きっかけは「スペイシーの音楽室版を作ろう」

画像引用元:スペイシーHP

スペイシーは、2017年7月13日に開催された、ヤマハ株式会社主催のビジネスプランコンテストに応募しました。スペイシーのプランがヤマハに採択されたことをきっかけに、日本版ワークプレイスへと、話が広がったのです。企画者であるスペイシーの山下裕貴氏(画像下)に、当時の話を聞くことができました。

Q:日本版ワークプレイスは、どういった経緯で誕生したのでしょうか?

山下:「きっかけは、『スペイシー』の音楽室版を作ろうという話でした。楽器の練習室が予約できるサービスを作ろうということになって、ヤマハのアクセラレーターに応募しました。すると、私たちのアイデアが選ばれたんです。

ヤマハさんには、もともと『アビテックス』という防音室がありました。基本的に、屋内に設置することを目的としたユニットです。企画の打ち合わせをしているなかで、「『アビテックス』を屋外に設置したら、どのくらいのニーズがあるか」という話題になりました。そこで、まずは試してみようという話に。即席で、屋外に楽器練習室を設置するには、うってつけです」

Q:『アビテックス』の設置場所はどこですか?

山下:「東京駅前です。以前に私たちが入居していたオフィスビルの、空いているスペースに設置しました」

Q:実験の結果は?

山下:「ワークスペースとして使うユーザーが、とても多い結果となりました。作業や会議としての利用が、全体の7割くらいです。楽器を練習する目的のユーザーも当然いましたが、ワークスペースとしての利用が圧倒的に多かったので、驚きました。この実験結果から、「防音室をワークスペースとして設置したらどうだろう」という話へ発展し、日本版ワークプレイスが企画になったんです」

武田:「私たちには、『スペイシー』というプラットフォームがありました。このプラットフォームで、日本版ワークプレイスの予約や決済ができれば、すでに存在する12万人以上のユーザーに、使ってもらうことができます」

武田:「『スペイシー』では、予約から決済までがスマホで完了するので、利便性は高いです。『アビテックス』を屋外に設置したとき、高稼働した実績がありましたから、「設置すれば使われる」という手応えもありました」

今回のテーマとは少しそれますが、スペイシーは、音楽を楽しみたい人向けに、音楽練習室の予約、決済までが完了するプラットフォームも制作しました。『スペイシーミュージック』というサイトです。サイトでは、東京、大阪、愛知などの、約140の音楽練習室が借りられます。

画像出典元:スペイシーミュージックのサイト

日本版ワークプレイスは、「音楽練習室を屋外に設置したことで、偶然に見つけた、新しいニーズを満たすためのサービス」なのです。新しいニーズとは、以下のようなものです。

防音環境の整ったスペースで仕事をしたい

個室で落ち着いて作業がしたい

周囲を気にすることなく、パソコンやスマホを使って仕事したい

ビジネスパーソンは、外出先でも、きちっとしたワークスペースを求めます。ところが、彼らのニーズを満たすサービス(スペース)が存在していなかったのです。このようなニーズに応えるため、スペイシーは、「あらゆるところをワークスペースにコンバージョンしたい」というミッションを掲げています。

『スペイシー×フーターズ』

画像引用元:スペイシーのサイト

スペイシーの取り組み事例をもう1つご紹介します。『スペイシー×HOOTERS(フーターズ)』の事例です。

HOOTERSとは、カジュアルアメリカンダイニング&スポーツバー。店内では、「アメリカで開催されるパーティ」のような、明るくて楽しい雰囲気を味わえます。その雰囲気作りに欠かせないのが、陽気なサービスで知られる、HOOTERSガールの存在です。チアリーディングのよう華やかさが、人気のお店です。

スペイシーは、飲食店のアイドルタイムや遊休スペースをワークスペースにコンバージョンさせることにも、取り組んできました。その一環として、HOOTERSをワークスペースにコンバージョンさせたのです。

山下氏から、HOOTERSとコラボした企画の背景を聞くことができました。

山下:「日本賃貸住宅管理協会の勉強会へ出席したときの話です。勉強会の合間に、パソコン作業ができる場所を探しました。勉強会の会場は赤坂でした。「近くに、好都合なお店はないかな」と考えたとき、HOOTERSが目に飛び込んできました。

夜は活気のあるお店、というイメージでしたが、「昼間はどうなんだろう」と思って、寄ってみることにしたんです。昼間の店内は、夜のイメージとは違い、落ち着いていました。印象的だったのは、テーブルが広く、隣の席との間隔に余裕があって、パソコン作業にとても集中できたことです。

このとき、「昼間のHOOTERSは、ワークスペースとして成り立つのでは」そう感じたことが、コラボへと発展しました」

後日、スペイシーはHOOTERSに営業をかけます。打ち合わせの場で明らかになったことは、HOOTERSの思いでした。HOOTERSは、「昼間営業の認知度を向上させたい」と考えていたのです。この思いと、「昼間のHOOTERSをワークスペースとして提供したい」と考えていたスペイシーの思いが重なります。こうして誕生したのが、『スペイシー×フーターズ』の企画です。

現在、『スペイシー』のサイトには、HOOTERS以外の飲食店が、ワークプレイスとして利用できる状態で掲載されています。この取り組みも、「あらゆるところをワークスペースに」というスペイシーのミッションの1つです。

そもそも、スペイシーとは

武田:「当社は、株式会社スペイシーと申しまして、今期で5年目になります。貸し会議室やレンタルスペースのマッチングサイト『スペイシー』を運営しているベンチャー企業です。サイトには、現在、4,000室以上が掲載されています。ユーザーの数は12万人ほどです。

『スペイシー』では、「1時間500円から使える会議室」を掲載しています。扱う会議室の規模は、最大で300名を収容できる広さから、最小で2名定員のコンパクトな会議室まで、さまざまです。『スペイシー』では、現在、月間で1万4,000から1万6,000予約ほどが動いています。

当社のコンセプトは、「Placement of Workspace」です。「適切なワークスペースを提供していく」ことにコンバージョンしています。最終的に目指しているのは、ワークスペースの最大提供会社になることです。

当社のサービスにおいて、キーポイントは、「中程度の重要度の会議ができる場所」にあります。この用途に適した場所は、これまで存在していませんでした。そのため、代替え場所として、カフェやファミレスが選ばれています。

スペイシーがメインで提供しているのは、「適した場所=中程度の重要度の会議ができる場所」としてのワークスペースです。このニーズに対して、適切な場所を提供することで、ビジネスパーソンのさまざまな働き方を支援していきたいと考えています。

その一環として、今回の日本版ワークプレイスの取り組みがあるのです。防音設備の整った会議室なら、外出先でも声を出して会議ができます。「これまでなかったサービス」「これまでなかったワークスペース」その環境を「気軽に利用できる場所として提供したい」というのが、スペイシーの考えです」

気軽に利用できるワークスペースを使っているユーザーとは、どんな人たちなのでしょうか。次は、『スペイシー』で会議室を予約するユーザーの特徴をご紹介します。

全体の56%が「1週間以内に予約をする」

スペイシーはユーザー調査をしました。内容は、「サイトのユーザーは、スペース(会議室)を利用するときに、利用日の何日前に予約をするか」です。調べた結果、利用日の1週間以内に予約をするユーザーが、利用者全体の56%を占めることがわかりました。

「重要度が中程度である打ち合わせ」の多くは、1週間以内に日時が決まります。利用者が外出先で打ち合わせ場所を探すときに、決まって選ばれるのはカフェや飲食店です。しかし、都市部を中心に、店内は満席であることがほとんど。空いていても、一人掛けの席やカウンター席であったり、隣の席との距離が近く、込み入った話ができなかったりする場合も少なくありません。

そんなときに、『スペイシー』なら、スマホを使って気軽に会議室(個室)が予約できます。予約だけでなく、決済までができる点が、「便利」という理由からユーザーにうけているサービスなのです。

このようなユーザーニーズを理解しているスペース掲載者は、会議室の予約設定に、ある工夫をこらしています。利用時刻の1分前まで予約ができる設定にし、「急に、打ち合わせする場所が必要になった人」を逃さない工夫です。

ユーザーとして『スペイシー』の予約サイトにログインするとわかることですが、多くのスペースは、4日後以降の予約が埋まっていません。

一方で、3日以内の予約状況は、7、8割と高い傾向にあります。これは、直前の予約に対応できるスペース、会議室が高稼働することの表れなのです。

「高稼働って、具体的に収支はどうだか」

こうした疑問を払拭するために、今回、特別に、1物件の収支を丸ごと公開します。山下氏に、収支の内容を要約してもらいました。

利回り144%、会議室運用の収支を公開

山下:「これは、ユーザーからの人気が高い、東京都新宿区の物件です。収容人数8人、徒歩7分の場所に位置しています。とても古い雑居ビルですね。物件の賃料が8万円くらいなので、初期費用は24万円でおさまっています。初期費用でかかるものは、基本的に2つです。

  • 物件の取得費用
  • 什器の費用

物件取得は、賃貸で部屋を借りるときと同じなので、

  • 敷金礼金
  • 仲介手数料
  • 前家賃

の3項目の費用です。この物件の場合、毎月の売上は15から18万で安定しています。8か月で初期投資が回収できて、利回りは144%ですね。以下の画像が、一般的な『スペイシーの会議室』の様子なんですが、見ていただくとわかる通り、簡素な造りになっています」

山下:「会議室の運用は、「ローリスクローリターンである」という点が特徴です。現在、300名くらいの投資家がいますが、全員が経営者や富裕層というわけではありません。私のような会社員の投資家も多いです。

実際に、私は大阪の物件を『スペイシー』で運用しているのですが、利ざやは少ないです。ただし、これまでの不動産投資に比べ、少ない初期費用ではじめられる点は、やはりメリットであると感じます。自分が投資家になったことで、よくわかりました」

今回公開した会議室運用の収支データは、画像の解像度を高く設定してあります。パソコン画面などの、大きなモニターでこの記事を読むことができるなら、収支の細かい数字を確認できるはずです。ぜひ、ブラウザの「ズーム」ボタンなどで画面を拡大し、参考にしてください。

『スペイシー』が投資家から注目を浴びる最大の要因

会議室の運用は、「物件を賃貸で借りる点」が、通常の不動産投資と大きく異なります。物件を買うわけではないので、初期費用の負担額は圧倒的に少ないのです。会議室の運用とは、30から50万円ではじめられる、新しい不動産投資のカタチともされています。

もう1つ。『スペイシー』が、投資家から熱い視線を送られている理由があります。それは、本日(2018年6月15日)よりスタートした、「住宅宿泊事業法」の存在です。いわゆる、民泊新法です。

山下:「スペイシーで会議室の運用を始める投資家に、民泊の運用経験者はとても多いです。民泊を運用している投資家が、スペイシーのセミナーに来られるケースも最近、増えています。

一因は、不正業者の撤退といった、民泊新法による法整備の強化によるものでしょう。投資家の民泊運用コストが増加するという懸念は、以前から指摘されていました。

民泊のメリットの1つは、「利ざやがよい」という点です。デメリットの1つには、「副業としてはじめるにはハードルが高い」という点があります。代行業者さんに運用を任せるなどの、手間やコストも必要です。

対照的に、会議室の運用は、「ほぼ、何もせず、まわる」点がメリットとして挙げられます。「副業としてはじめやすい」という点は、代表的なメリットの1つです。しかし、民泊運用に比べ、リターンは多くありません。ローリスクローリターンの背景には、こうした事情がかかわっています。

興味のあるかたは、当社の無料投資セミナーにお越しいただきたいです。詳しくご説明しますので、気軽に問い合わせていただければと思います」

まとめ

取材の一環で、スペイシーの無料投資セミナーに参加しました。そのとき、実際の民泊運用者である投資家から、以下のような話を聞くことができました。

民泊は片手間ではできない

住宅宿泊事業法の施行にともない、民泊事業から手を引く仲間(投資家)は少なくない

管理コストや手間が圧倒的に少ない会議室の運用は、とても魅力

民泊から手を引く投資家が多いいま、本腰を入れて取り組む覚悟があるなら、民泊こそがチャンス

日本政府観光局が2018年4月に発表した統計によると、訪日外国人客の数は、前年同月比で12.5%増。1か月間に、290万1,000人が日本を訪れました。この数字は、単月として過去最高の記録です。

民泊事業者の減少が予想されるなか、訪日外国人客の数は増え続けています。この状況で気になるのは、Airbnbの動向です。住宅宿泊事業法に、民泊世界最大手のAirbnbは、どう対応していくのでしょうか。会議室運用も民泊運用も、不動産×シェアリングビジネスのキーワードの1つ。不動産テックにかかわる人間として、Airbnbの動きは気になります。動向を探るべく、SUMAVEはAirbnbのイベントを取材しました。イベント内容についてはコチラ→​【レポート】Airbnb Day「はじまりを、ありがとう」

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