AI相続税・贈与税シミュレーター「資産まもる君」完成発表会レポート

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AI相続税・贈与税シミュレーター「資産まもる君」完成発表会レポート

はじめに

2019年7月11日、東京渋谷区千駄ヶ谷にある株式会社フェイスネットワークにてAI相続税・贈与税シミュレーター「資産まもる君」の完成発表会が行われました。
城南3区エリア(世田谷区、目黒区、渋谷区)を中心に新築一棟マンションによる不動産投資事業を展開する株式会社フェイスネットワークと、様々な士業向けのソフトを開発している株式会社ビービーシーが共同開発した、税理士など士業の方向けの無償ソフト「資産まもる君」。
今回の記事では、発表会での登壇内容から「資産まもる君」の開発にいたった背景、不動産投資と税理士の関係、具体的なサービス内容についてお届けします。

「資産まもる君」開発の経緯

フェイスネットワーク「資産まもる君」発表会株式会社フェイスネットワークは、土地の仕入れから建物の設計、施工、賃貸の募集、管理までを手掛ける、ワンストップサービスを特徴とする不動産投資支援事業を行なっています。その代表取締役の蜂谷二郎氏が登壇し、「資産まもる君」の開発に至る背景が語られました。

蜂谷氏:私が当社創業前、相続対策・事業継承をメインに金融機関の融資担当として務めていた頃から多くの方が資産の継承の仕方について、なかなか考えられていないと感じていました。これからは、金融と不動産が一体化していかないと、お客様にとって本当に良い資産継承のコンサルはできないなと考えています。

フェイスネットワーク「資産まもる君」発表会そういった中で平成27年に相続税の改正があり、基礎控除額が減額した為、相続課税対象者が増加しました。上図でも分かるように平成27年は相続税課税対象者が前年の約2倍となっています。

今や東京都の中でも6.3人に1人は相続課税対象者になっているというほど相続市場は身近な存在です。しかし、今の日本の市場では、相続対策の必要性に気づいていない、もしくは相続対策をしなければならないと感じているが、相続対策が出来ないまま亡くなっている方が6割以上であると言われています。
このことから資産の継承方法をより考えないといけない時代に入ってきているという事がわかります。

そんななか、我々は不動産投資の仕事において、お客様の顧問税理士の方とお会いする機会が多くあります。

本来、税理士さんのお仕事は記帳作業ですから、節税を促すといった業務は少し違うかと思います。しかし、クライアントのライフスタイルを考えていくのなら、せっかく築き上げてきた資産をどういう形で継承していくか考えてあげた方が良いのでは、というコンサル業の側面もこれからは必要になっていくのでは、と考えています。相続税実際に税理士の方にお話を聞いてみると、相続財産に不動産を組み込むことは相続税を軽減する有効な手段のひとつではあるものの、投資物件の紹介にリスクがあることや、信頼性のある不動産会社を知らない、リアルタイムの情報が少ない(わざわざ物件の最新情報を確認するのは本来の業務外といえる)、といったことを感じているため、なかなか不動産投資というご案内ができていないという声がありました。
 
この現状に我々が何かお手伝いができないかと考えたのが「資産まもる君」の開発の背景です。

税理士の現状

フェイスネットワーク「資産まもる君」発表会蜂谷氏:税理士の方とお話していると、現状以下のような悩みがあります。
・不動産に詳しくない
・信頼できる不動産会社を知らない
・信頼できる施工会社を知らない
そういった悩みにも、設計・工事から物件管理までワンストップサービスを掲げるフェイスネットワークは、「資産まもる君」を通してお手伝いができると考えました。
また、不動産投資をご案内することは、手間がかかる割に税理士の報酬に繋がらないという点においても「資産まもる君」の利用は無償としており、かつ、「資産まもる君」を通して不動産売買が成約した場合に、成約物件額の3%の成果報酬をお支払いするという形をとっているため、税理士の働き方も変わってくるのではないでしょうか。そして、今まで税理士の方が相続対策について試算し、クライアントへご説明する際には、独自で作ったエクセルソフトに現状の資産を入力し、どのくらい相続税がかかるかを割り出したり、あるいは相続申告ソフトを使用し提案をしたりしていたのでは、と思います。
「資産まもる君」には、そういった税額計算や提案書を簡単に作成できる機能もあります。

「資産まもる君」のサービス内容

「資産まもる君」イメージ【出典】フェイスネットワークHPより【URL】https://faithnetwork.jp/shisanmamorukun/

続けて蜂谷氏より、「資産まもる君」のサービス内容についての説明がありました。
AIを活用した“不動産活用としての”相続税・贈与税シミュレーターは、業界初とのこと。以下の3STEPで、節税メリットの高い不動産投資物件や不動産小口化商品など最新の物件情報を取得しながら相続税・贈与税プランを提案する事が可能となっています。
①お客様の基本情報と資産情報を入力
②相続税・贈与税の試算を表示
③資産結果に基づく提案書を出力

画面に沿って家族構成などを入力していくと、不動産投資を活用した場合とそうでない場合の相続税・贈与税の試算が表示されます。「資産まもる君」上で具体的な最新の物件情報を取得できるため、お客様の意向に沿いながら、複数の物件で比較することが可能となっています。

蜂谷氏:弊社は今後も年間40~50棟ほど物件を開発していく予定です。月にして4棟ほど物件が更新されます。そういった物件情報がリアルタイムで税理士の方が24時間無料で閲覧が可能になります。お客様にとっては節税となる提案をうけることができ、税理士の方にとっても簡単な操作で試算ができ、成果報酬にて収益も見込めるというメリットがある、とする蜂谷氏。
税理士の方が、こうした新たなツールを活用していくことによって、資産継承の場における不動産活用がより進む可能性がありそうです。

ゲストトーク~共同開発:株式会社ビービーシー

フェイスネットワーク「資産まもる君」発表会共同開発を行った株式会社ビービーシーの代表取締役浪岡氏も登壇。
株式会社ビービーシーはコンピューター販売や受託システム開発を軸に業務を展開。同社が開発したソフトウェア「2in1/win」シリーズは、7000を超える事務所に導入されています。

相続市場の未来について、これから課税対象者が増えて相続市場が広がっていくことは間違いなく、昨今のニュースを見ていると、相続税対策をしなければいけない、いわゆる富裕層は想像よりもっと多くいると感じると語る浪岡氏。

浪岡氏:長年、士業向けソフトを作ってきましたが、もっともっと広い視点で世の中の流れに合わせていこうという考えのもと、3年程前から税理士用のソフトを作ってきました。そういった中で共同開発のお話を頂き、業務提携に至りました。
司会者:業界初のAI相続・贈与シミュレーターですが、税理士業界にどんな影響をもたらすと思いますか?
浪岡氏:今までの税理士さんの業務は、例えていうとスコップで土を掘り、ザルに上げ、水で洗い金を探す、というような印象があります。しかしこのシミュレーターを使用すれば、ボタンを押していけばすぐ金が見つかる、そんなイメージです。日常の業務効率が上がり、お客様にどんどんご提案ができていくようになると思います。

最後に

フェイスネットワーク「資産まもる君」発表会実際に「資産まもる君」がインストールされたPCが置かれ、操作してみることができました。
「各種データインポート」ボタンを押せば都度最新の物件情報を取得することができます。シンプルな画面で、顧客の基本情報を入力するだけで試算が表示され、取得した物件情報を自由に選択して、簡単に物件ごとの試算を複数算出することができます。物件の価格だけでなく外観写真や敷地面積、表面利回りなどの詳細情報も同時に確認できることが特徴的でした。


 

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