ビッグデータで営業タイミングや顧客ニーズを可視化するツール「KASIKA」~不動産会社の業務効率化に一役買えるか~

- Cocolive株式会社の「KASIKA」を例に顧客データの活用方法を紹介
- ユーザー行動のリアルタイムアラート機能や、潜在ニーズ分析機能で営業タイミングを可視化
- 顧客データのビッグデータ活用が、商談成功率アップ・業務効率化・コスト削減に繋がる
多くの人がインターネットを使って買い物や調べごとをするようになり、行動履歴などの顧客データを収集できる機会が増えました。ただ、得られた顧客データをどのように活用するのか悩んでいる会社も多いのではないでしょうか。
今回は、大量の顧客データを可視化する事ができるCocolive株式会社の「KASIKA」を例に顧客データの活用方法を紹介していきます。
顧客の潜在ニーズをリアルタイムに可視化する「KASIKA」の特徴
KASIKAは自社ホームページに訪れた顧客のデータをビッグデータとして活用し、潜在ニーズや適切な営業のタイミングを教えてくれるツールです。
ビッグデータとは、顧客の属性データや行動履歴データなどが蓄積された大量のデータを指す単語です。
自社ホームページが "どんな人に"、"どのくらい"、"どのページを"、"どんな頻度で"閲覧されているか知りたい時も、ビッグデータを分析することで傾向を掴むことができます。
KASIKAが登場した背景には、実際に現場で活躍する営業マン達の悩みがありました。
「最適な営業のタイミングが分からない」
「顧客分析にかける時間や労力がない」
「自社ホームページを活用できていない」
「休眠顧客へのアプローチ方法が分からない」
営業マンたちのこうした悩みを解決してくれるKASIKAの特徴は、大きく分けて2つあります。
①リアルタイムに届くアラート機能
自社ホームページを見ている顧客が "どんな物件を検索したか"、"送ったメールをいつ開封したか"、"メール開封後どのような行動をしたか" などあらゆる情報を営業マンにリアルタイムでお知らせします。
賃貸や購入を検討している顧客の行動データをリアルタイムで知ることができるので、次に紹介する潜在ニーズ分析と組み合わせることで、特定の行動をしたユーザーのアラートが来たら「営業の最適なタイミング」と判断して活用することもできます。
②登録情報からは分からない潜在ニーズを分析・可視化
顧客が自社ホームページに "どのように訪れたか"、"訪れた後どのページを良く見るか"、"どの地域の物件を調べているか"、"良く見るページにどのくらい滞在するか" などの行動情報を細かく分析することもできます。細かく見るとなると膨大な時間が必要ですが、データのグラフ化やランキング表示をさせることができ、効率的かつ直感的に顧客データを可視化することを実現しています。
物件ページの滞在時間から物件に対する温度感を色で表示させることもでき、接客しなくても顧客がどの物件に興味を持っているのか把握することが可能です。
また、時系列での行動パターン分析機能も持っています。よくサイトに訪れる曜日・時間帯などの傾向データから最適な営業タイミングを探れるので、営業マンの心強い味方になってくれるでしょう。
顧客データをビッグデータとして活用するメリット
KASIKAを営業現場に取り入れる事で、下記のようなメリットが生まれます。
・顧客へのアプローチ精度の向上により、素早く確実に商談を成立させる事ができる
・分析したデータを社内で共有する事で、短時間で効率的な情報共有ができる
・顧客一人ひとりに担当を付ける必要がなくなり、コスト削減につながる
今後、顧客データのビッグデータ活用は営業の現場に欠かせないものになってくるでしょう。
「実際に見て、聞いて、買う」から「インターネットで見て、調べて、買う」時代になった事で、お客様はより効率的な「消費」を、営業マンはより効率的な「提案」ができるようになりました。
上手にビッグデータを活用した効率的な“営業”を、あなたの会社でも実践してみませんか?