リースバック家賃相場はいくら?計算方法・実例・家賃を抑えるポイント完全解説



目次

リースバック家賃相場の目安と一般賃貸との違い

自宅を売却してそのまま住み続けるリースバックでは、毎月の家賃がどの程度になるのかが資金計画の重要な判断材料になります。

結論から言うと、リースバックの家賃相場は一般的な賃貸住宅よりやや高くなるケースが多いのが特徴です。これは賃貸市場の家賃で決まるというより、「不動産投資としての収益計算」をベースに設定されるためです。

同じエリア・同じ広さの住宅でも、通常賃貸とリースバックでは家賃の決まり方が大きく異なります。

リースバック家賃の基本的な目安

多くのリースバック会社では、次の考え方で家賃を計算します。

  • 月額家賃 = 買取価格 × 想定利回り ÷ 12*

想定利回りとは、不動産会社がその物件から得たい年間収益率のことです。

一般的には次のような範囲で設定されることが多くなります。

  • 都市部マンション:年3〜6%程度
  • 郊外マンション・戸建て:年5〜8%程度
  • 地方エリアや築古物件:年7〜10%程度

この利回りを使うと、おおよその家賃相場を計算できます。

例として、買取価格と利回りから計算すると次のような水準になります。

買取価格利回り月額家賃目安
2000万円6%約10万円
2000万円8%約13万円
3000万円6%約15万円
4000万円5%約17万円

実際の取引では、立地・築年数・賃貸需要などが加味されるため、この計算より上下することがあります。ただし大きく外れるケースは少なく、買取価格と利回りの組み合わせで大まかな家賃相場を把握できます。

エリア別に見たリースバック家賃の目安

実務でよく見られる家賃レンジを整理すると、次のような水準になるケースが多くなります。

  • 東京23区マンション:月20万〜40万円前後
  • 大阪・名古屋など都市部:月15万〜30万円
  • 地方都市マンション:月10万〜20万円
  • 地方戸建て住宅:月5万〜15万円

同じ都市でも、駅距離・築年数・専有面積によって家賃は大きく変わります。特に築古戸建てや駅から遠い住宅は、利回りが高く設定されやすく、結果として家賃が上がることがあります。

一般賃貸とリースバックの家賃が違う理由

リースバックの家賃が通常の賃貸より高くなりやすいのは、不動産会社の収益構造が違うためです。

通常の賃貸は「市場家賃」を基準にしますが、リースバックでは次の考え方が優先されます。

  • 不動産会社は物件を投資として購入している
  • 家賃収入で投資資金を回収する必要がある
  • 将来の売却リスクや空室リスクを織り込む

そのため、賃貸市場の家賃相場よりも利回り重視の価格設定になることが多くなります。

もう一つの理由は、リースバックでは買取価格が市場価格より低くなる傾向がある点です。

不動産会社は買取後にリスクを負うため、一般売却より安い価格で購入する代わりに、家賃収入で利益を確保する構造になります。

家賃だけで判断すると失敗するケース

現場でよくある誤解は「家賃が高い=損」という単純な判断です。

実際には、家賃だけでは判断できません。

確認すべきなのは次の3つです。

  • 売却価格はいくらになるか
  • 家賃はいくらになるか
  • 何年住み続けられる契約か

例えば、売却価格が高い代わりに家賃が高いケースもあれば、買取価格が低い代わりに家賃が抑えられるケースもあります。

どちらが有利かは、売却後の資金と家賃負担のバランスで判断する必要があります。

家賃相場を見極める実務チェック

査定提示された家賃が適正かどうかは、次の手順で確認すると判断しやすくなります。

  • 買取価格を確認する
  • 想定利回りを質問する
  • 周辺の賃貸相場を調べる
  • 契約期間と更新条件を確認する

特に重要なのが「利回り」です。

担当者に次の質問をすると、家賃設定の根拠が見えます。

  • この家賃は何%の利回りで計算されていますか
  • 更新時に家賃は変わりますか
  • 買取価格と家賃の調整は可能ですか

この3点を確認するだけで、提示された家賃が相場から大きく外れていないか判断しやすくなります。

リースバックの家賃は賃貸相場ではなく投資利回りで決まる仕組みなので、買取価格と利回りの関係を見るだけで適正かどうかがかなり判断できるんですよ

リースバック家賃の計算方法 相場の出し方

リースバックの家賃は、通常の賃貸物件のように「周辺家賃相場だけ」で決まるわけではありません。

多くのケースでは、不動産会社が物件を購入した金額と、投資として期待する利回りをもとに算出されます。

基本的な考え方を理解しておくと、提示された家賃が高いのか適正なのかを判断しやすくなります。

資金調達を目的にリースバックを検討している場合は、売却価格と家賃のバランスを自分でも計算できるようにしておくことが重要です。

基本となる家賃計算式

リースバック家賃の基本式は次の通りです。

月額家賃 = 買取価格 × 期待利回り ÷ 12

この式は、不動産会社が投資として物件を購入した際に「年間でどれくらいの収益を確保したいか」という利回りから家賃を逆算する考え方です。

計算例

例えば次の条件を想定します。

  • 買取価格:2,000万円
  • 期待利回り:8%

計算は次のようになります。

年間家賃
2,000万円 × 8% = 160万円

月額家賃
160万円 ÷ 12 = 約13.3万円

この場合、リースバック後の家賃は月13万円前後になる計算です。

この計算式を知っておくと、査定時に提示された条件から家賃の妥当性を判断できます。

期待利回りの目安

リースバックで設定される期待利回りは、物件条件や地域によって変わります。

一般的には次の範囲に収まることが多いです。

  • 都市部のマンション:3〜6%
  • 一般的な住宅:5〜8%
  • 地方戸建てや築古物件:7〜10%以上

利回りが高いほど家賃は上がります。

同じ買取価格でも、利回り設定によって毎月の負担は大きく変わります。

例えば買取価格3,000万円の場合。

  • 利回り4% → 約10万円
  • 利回り8% → 約20万円

この差は長期で見ると非常に大きくなります。

相場を自分で計算する手順

査定前に家賃の目安を把握したい場合、次の順番で計算すると判断しやすくなります。

  1. 自宅の市場価格を調べる
  2. リースバック買取価格を推定する
  3. 想定利回りを設定する
  4. 月額家賃を試算する

1 自宅の市場価格を確認

まずは通常の売却価格の目安を把握します。

不動産査定サイトや成約事例を確認すると、おおよその価格が分かります。

2 リースバック買取価格を推定

リースバックでは一般的に市場価格の70〜90%程度になることが多いです。


市場価格3,000万円の場合

  • 70% → 2,100万円
  • 80% → 2,400万円

この価格が家賃計算の基準になります。

3 想定利回りを設定

地域や物件条件によって異なりますが、まずは次の範囲で試算すると目安が出ます。

  • 都市マンション:4〜6%
  • 郊外マンション:5〜7%
  • 地方戸建て:7〜10%

4 月額家賃を試算

例として以下の条件で試算します。

市場価格
3,000万円

買取価格
2,400万円

利回り
7%

年間家賃
2,400万円 × 7% = 168万円

月額家賃
168万円 ÷ 12 = 約14万円

このように自分で計算しておくと、提示された家賃が相場より高いかどうか判断できます。

家賃計算で見落とされやすいポイント

実際の査定では、単純な利回り計算だけではなく複数の要素が調整されます。

現場でよく見落とされるポイントがあります。

  • 契約期間
  • 買戻し特約の有無
  • 物件の流動性
  • 修繕リスク

契約期間

定期借家契約で短期間の場合、不動産会社は売却益を見込めるため家賃が低くなることがあります。

逆に長期居住を前提にすると家賃は高くなりやすいです。

買戻し特約

将来買い戻せる契約では、事業者の利益が制限されるため家賃が高くなる傾向があります。

物件の流動性

駅近マンションなど再販売しやすい物件は利回りが低くなりやすく、家賃も抑えられるケースがあります。

修繕リスク

築古戸建てなど修繕費リスクが高い物件は利回りが上がりやすく、その分家賃も高くなります。

査定時に確認しておくべき質問

リースバック査定では、家賃の根拠を必ず確認しておくことが重要です。

担当者には次のような点を聞いておくと判断しやすくなります。

  • 想定利回りは何%で計算しているか
  • 買取価格の根拠
  • 周辺賃貸相場との差
  • 家賃の見直し条件
  • 契約更新時の家賃変更ルール

この確認をしておかないと、家賃の理由が不透明なまま契約してしまうケースがあります。

家賃の妥当性を判断する目安

リースバックの家賃が適正かどうかは、次の3つを比較すると判断しやすくなります。

  • 利回りから計算した家賃
  • 周辺賃貸の相場
  • 住宅ローン返済額

例えば住宅ローンが月15万円だった場合、リースバック家賃が13万円なら生活負担は軽くなります。

逆に18万円なら資金調達はできても生活費が圧迫される可能性があります。

売却価格だけを見るのではなく、長期の家賃支払いを含めた資金計画で判断することが重要です。

リースバックの家賃は感覚で決めるものではなく、買取価格と利回りから計算できます。査定前に自分で試算しておくと、条件の良し悪しがはっきり見えてきます

リースバック家賃に影響する主な要素

リースバックの家賃は、単純に「周辺の賃貸相場」だけで決まるわけではありません。

売却価格・投資利回り・契約条件など複数の要素が組み合わさって決まります。

家賃の計算式は一般的に「買取価格 × 利回り ÷ 12」で算出されますが、この式に入る数値は物件ごとに変わります。

そのため、同じエリアの似た物件でも家賃が数万円以上変わるケースも珍しくありません。

家賃を予測するためには、どの要素が金額に影響するのかを理解しておくことが重要です。

売却価格(買取価格)

リースバック家賃を決めるうえで最も影響が大きいのが売却価格です。

基本的に家賃は売却価格をベースに計算されるため、売却価格が高いほど家賃も上がります。

たとえば同じ利回り8%の場合、売却価格によって家賃は次のように変わります。

  • 売却価格1500万円 → 約10万円
  • 売却価格2000万円 → 約13万円
  • 売却価格3000万円 → 約20万円

資金を多く受け取るほど、毎月の家賃負担は増える構造です。

現場では「資金額を最大化するか」「家賃を抑えるか」で悩むケースが多くあります。

老後資金確保や事業資金など目的によって、売却価格と家賃のバランスを調整することが重要です。

事業者が設定する期待利回り

リースバック事業者は物件を投資対象として購入します。

そのため、年間どれだけ利益を出すかという「期待利回り」が家賃に反映されます。

一般的な目安は以下の範囲です。

  • 都市部のマンション:3〜6%
  • 郊外マンション:5〜8%
  • 地方戸建て:7〜10%

利回りが高いほど家賃は高くなります。

例えば買取価格2000万円の場合。

  • 利回り4% → 家賃 約6.6万円
  • 利回り8% → 家賃 約13万円

同じ物件でも会社によって利回り設定が異なるため、家賃が大きく変わることがあります。

複数の会社に査定を依頼すると家賃差が月数万円になるケースもあります。

立地と地域の賃貸相場

リースバックは利回りベースで計算されることが多いものの、周辺の賃貸相場も参考にされます。

理由はシンプルで、賃料が地域相場から大きく外れると運用リスクが高くなるためです。

主にチェックされるポイントは次の通りです。

  • 駅距離
  • エリアの人気度
  • 周辺の賃貸需要
  • 物件タイプ(マンション・戸建て)

都市部では賃貸需要が高いため利回りが低めに設定されやすく、結果として家賃は比較的抑えられる傾向があります。

反対に賃貸需要が弱い地域ではリスクが高くなるため、利回りが高く設定されることがあります。

築年数と建物の状態

建物の状態は、事業者の投資リスクを判断する重要な材料です。

以下の条件は利回りが高くなりやすく、家賃にも影響します。

  • 築年数が古い
  • 修繕履歴が少ない
  • 耐震基準が旧基準
  • 戸建てで管理負担が大きい

例えば築10年のマンションと築35年の戸建てでは、同じ売却価格でも家賃が高く設定されることがあります。

査定時には次の書類を確認されることが多いです。

  • 建築確認書
  • 修繕履歴
  • 管理規約(マンション)
  • 固定資産税評価証明

築年数が古い場合でも、修繕履歴が明確な物件は評価が改善されることがあります。

賃貸契約の種類

契約形式によっても家賃は変わります。

リースバックでは主に次の2種類の契約があります。

  • 普通借家契約
  • 定期借家契約

普通借家契約は更新が可能なため長く住み続けやすい契約です。

事業者側のリスクが高くなるため、家賃が高く設定される場合があります。

一方で定期借家契約は期間満了で終了する契約です。

退去前提のため家賃が低く設定されることもあります。

契約内容を確認するときは次の項目を必ずチェックします。

  • 契約期間
  • 更新の可否
  • 更新時の家賃条件
  • 買戻しの有無

家賃の安さだけで契約を選ぶと、数年後に住めなくなるケースもあるため注意が必要です。

買戻し特約の有無

将来的に自宅を買い戻す権利を付ける契約もあります。

この「買戻し特約」は家賃に影響する重要な条件です。

買戻し特約がある場合、事業者は将来の売却利益が制限されます。

そのため、家賃収入で利益を回収する必要があり、家賃が高くなることがあります。

特に次の条件がある場合は家賃が高くなりやすいです。

  • 買戻し価格を低く設定している
  • 買戻し期間が長い
  • 将来の価格が固定されている

買戻しを考えていない場合は、この条件が不要なこともあります。

契約前に必ず検討するポイントです。

家賃が決まる仕組みを理解しておくことが重要

リースバックの家賃は単一の要素では決まりません。

売却価格、利回り、立地、契約条件など複数の要素が組み合わさって決まります。

実務では次の順番で考えると判断しやすくなります。

  1. 売却価格はいくらになるか
  2. 想定利回りはどの程度か
  3. その結果の家賃はいくらか
  4. 長期で支払い可能か

売却金額だけを見て判断すると、後から家賃負担が重くなることがあります。

資金調達額と毎月の家賃のバランスを確認しながら検討することが大切です。

リースバックの家賃は売却価格だけで決まると思われがちですが、実際には利回り・立地・契約条件など複数の要素が絡むため、査定額と家賃は必ずセットで比較することが重要です

地域別リースバック家賃相場の目安

リースバックの家賃相場は、全国で一律に決まっているわけではありません。物件の所在地によって売却価格や期待利回りが変わるため、都市部と地方では月額家賃に大きな差が生じます。

実務では、まず「その地域の中古住宅価格」と「賃貸市場の家賃相場」がベースとなり、そこにリースバック事業者の期待利回りや契約条件が加味されて家賃が決まります。

同じ広さ・同じ築年数でも、都市部と地方では数倍近い差が出るケースもあります。

大まかな地域別の目安を知っておくと、提示された家賃が妥当なのか判断しやすくなります。

東京23区など大都市圏の家賃相場

不動産価格が高い都市部では、リースバック家賃も高額になりやすい傾向があります。特に東京23区のマンションは全国でも最も高い水準です。

目安として多い水準は次の通りです。

  • 東京23区マンション
    月20万〜40万円程度
  • 東京23区戸建て
    月25万〜45万円程度

中古マンションの平均価格が6,000万円前後のエリアも多いため、売却価格が約4,500万〜5,000万円になると、利回り8%前後で計算した場合、月額30万〜40万円になるケースも珍しくありません。

同じ23区でも差が大きい点には注意が必要です。

例えば次の条件で大きく変わります。

  • 山手線内側か郊外か
  • 駅徒歩5分以内か15分以上か
  • 築20年以内か築40年以上か

駅近マンションは家賃が数万円以上高くなることもあります。

大阪・名古屋・福岡など主要都市の家賃相場

東京に次いで家賃水準が高いのが、関西・中部・九州の主要都市です。中古マンション価格が3,000万〜4,000万円前後のエリアが多く、リースバック家賃もそれに連動します。

一般的な目安は次の通りです。

  • 大阪市・名古屋市・福岡市マンション
    月15万〜30万円程度
  • 同エリア戸建て
    月15万〜28万円程度

たとえば大阪市の中古マンション価格が約4,200万円の場合、市場価格の80%で売却すると約3,400万円です。

利回り8%で計算すると年間約272万円、月額約22万円となり、この水準が一つの参考ラインになります。

都市中心部では、次の条件で家賃が上がりやすくなります。

  • ターミナル駅徒歩圏
  • 新築または築浅
  • タワーマンション
  • 人気学区エリア

こうした条件が重なると、家賃は30万円近くまで上がるケースもあります。

地方都市マンションの家賃相場

地方都市では住宅価格が下がるため、リースバックの家賃も都市部より低くなる傾向があります。仙台、広島、岡山、熊本などの都市では次の水準が目安になります。

  • 地方都市マンション
    月10万〜20万円程度

例えば中古マンション価格が2,500万円前後の地域では、リースバック売却価格が約2,000万円になるケースが多く、利回り8%の場合は月額13万円前後になります。

このクラスの都市では、以下の条件で家賃差が出やすくなります。

  • 新幹線駅周辺か郊外住宅地か
  • ファミリー向けマンションか単身向けか
  • 築年数20年以内か30年以上か

築年数が古くなると、利回りが高く設定されることがあり、売却価格が低くても家賃がそれほど下がらないケースがあります。

地方戸建て住宅の家賃相場

地方では戸建て住宅のリースバックも多く、家賃は全国で最も低い水準になります。

目安として多いのは次の通りです。

  • 地方戸建て住宅
    月5万〜15万円程度

例えば中古戸建て価格が1,500万円程度の地域では、リースバック売却価格は1,000万〜1,200万円程度になることが多く、利回り8%なら月額7万〜8万円前後になります。

ただし戸建ての場合は、次の条件で家賃差が出やすくなります。

  • 土地価格が高いエリア
  • 駐車場付き住宅
  • 二世帯住宅など大型物件

土地価格が高い地域では、地方でも月15万円近くになるケースがあります。

同じ地域でも家賃が大きく変わる要因

地域相場だけで判断すると、実際の提示家賃との差に戸惑うことがあります。実務では次の要素で数万円単位の差が出ます。

  • 駅までの距離
  • 築年数と建物状態
  • 面積と間取り
  • 売却価格の査定額
  • 事業者の利回り設定

特に見落としやすいのが「売却価格」です。

リースバックでは売却価格が高いほど家賃も比例して上がります。

例えば同じ地域でも、

  • 売却価格2,000万円 → 家賃約13万円
  • 売却価格3,000万円 → 家賃約20万円

このように大きな差が生まれます。

査定書を確認するときは、次のポイントを必ず見ておくと判断しやすくなります。

  • 売却価格
  • 想定利回り
  • 月額家賃
  • 契約期間

この4つをセットで確認すると、提示条件の妥当性が見えてきます。

地域相場だけを見るのではなく、売却価格と利回りのバランスをチェックすると、その家賃が高いのか適正なのかがかなり判断しやすくなります

実際のリースバック家賃事例

リースバックの家賃は、物件価格や利回りによって決まる仕組みですが、実際の取引では立地・築年数・駅距離・契約条件などが加味されます。そのため、同じ売却価格でも家賃が数万円以上変わることも珍しくありません。

資金調達を目的にリースバックを検討する場合、机上の計算式だけで判断すると「思ったより家賃が高い」「売却額と合わない」と感じるケースがあります。実際の取引事例を見ておくと、現実的な家賃水準を把握しやすくなります。

ここでは、都市部マンション・郊外マンション・地方都市・戸建てなど、代表的なケースの家賃事例を紹介します。

都市部マンションのリースバック事例

都心エリアでは不動産価格が高いため、売却額も大きくなり、その分家賃も高くなる傾向があります。駅近マンションや築浅物件では、投資価値が高く評価されるため、利回りが低めに設定されるケースもあります。

事例1 東京23区マンション

  • 所在地:東京都文京区
  • 間取り:3LDK
  • 専有面積:約95㎡
  • 駅距離:徒歩5分
  • 築年数:築50年前後
  • 買取価格:約4,500万円
  • 月額家賃:約23万円

都市部では買取価格が高くなるため、家賃も20万円以上になるケースが多く見られます。利回りは約6%前後になることが多い水準です。

事例2 東京郊外マンション

  • 所在地:東京都世田谷区
  • 間取り:2LDK
  • 専有面積:約77㎡
  • 駅距離:徒歩15分前後
  • 築年数:築40年以上
  • 買取価格:約3,450万円
  • 月額家賃:約17万円

駅距離が離れると売却価格は下がりやすく、家賃も20万円を下回るケースが増えます。

首都圏郊外マンションのリースバック事例

東京周辺の住宅地では、買取価格が2,000万円前後になるケースが多く、家賃は10万円前後から15万円程度が一つの目安です。

事例3 埼玉県マンション

  • 所在地:埼玉県川口市
  • 間取り:3LDK
  • 専有面積:約70㎡
  • 駅距離:徒歩5分
  • 築年数:築30年前後
  • 買取価格:約2,270万円
  • 月額家賃:約12.5万円

首都圏でも郊外になると、利回りは6%〜8%程度になることが多く、家賃は10万円前後に収まるケースが増えます。

事例4 神奈川県マンション

  • 所在地:神奈川県横浜市
  • 間取り:3LDK
  • 専有面積:約65㎡
  • 駅距離:徒歩7分
  • 築年数:築40年前後
  • 買取価格:約2,200万円
  • 月額家賃:約13万円

同じ価格帯でも駅距離や築年数で家賃が数万円変わることがあります。

地方都市マンションのリースバック事例

地方都市では不動産価格が低くなるため、家賃も比較的抑えられる傾向があります。ただし、利回りは都市部より高めに設定されるケースが多い点に注意が必要です。

事例5 地方都市マンション

  • 所在地:地方都市中心部
  • 間取り:3LDK
  • 築年数:20年前後
  • 買取価格:約1,800万円
  • 月額家賃:約10万円

地方都市では利回りが7%〜9%程度になることがあり、売却価格が低くても家賃が一定水準になることがあります。

戸建て住宅のリースバック事例

戸建ての場合は土地価値が大きく影響するため、同じ築年数でも立地によって価格差が大きくなります。地方戸建てでは家賃が10万円未満になるケースもあります。

事例6 地方戸建て住宅

  • 所在地:地方都市郊外
  • 建物:戸建て
  • 築年数:30年以上
  • 駅距離:徒歩15分以上
  • 買取価格:約1,200万円
  • 月額家賃:約8万円

戸建ての場合、土地評価が低い地域では買取価格が下がるため、家賃も比較的低くなる傾向があります。

同じ価格でも家賃が変わるケース

リースバックでは、売却価格が同じでも家賃が変わることがあります。主な理由は以下の通りです。

  • 事業者ごとの想定利回り
  • 普通借家契約か定期借家契約か
  • 将来の買戻し特約の有無
  • 賃貸期間の長さ
  • 物件の流動性(将来売却しやすいか)

例えば、買取価格2,200万円のマンションでも、利回りが6%なら家賃は約11万円、8%なら約14万円になります。会社によって利回り設定が違うため、同じ物件でも家賃差が3万円以上になることもあります。

家賃事例から見える実務的な判断ポイント

実際の取引データを見ると、リースバックの家賃にはいくつかの傾向があります。

  • 都市部マンション:15万〜30万円
  • 首都圏郊外マンション:10万〜20万円
  • 地方都市マンション:8万〜15万円
  • 地方戸建て:5万〜12万円

この目安から大きく外れる場合は、次の点を確認することが重要です。

  • 売却価格が適正か
  • 利回り設定が高すぎないか
  • 買戻し条件が付いていないか
  • 契約期間が短すぎないか

実務では、売却価格だけを見るのではなく「売却額・家賃・居住期間」の3つをセットで比較することで、資金調達として適切な条件か判断しやすくなります。

リースバックの家賃は物件価格だけでなく利回り設定で大きく変わるので、必ず複数の会社で査定を取り、売却額と家賃のバランスを比較することが重要です

リースバック家賃が高くなる理由

リースバックの家賃相場を調べると、「通常の賃貸より高い」と感じるケースが少なくありません。

これは単純に不動産会社が強気の価格を提示しているわけではなく、リースバックという取引の仕組みそのものが影響しています。

家賃は「買取価格×利回り」で算出される投資モデルで決まるため、一般の賃貸とは計算の出発点が違います。

さらに、事業者側が抱えるリスクや契約条件も反映されるため、条件によっては相場より大きく上振れすることもあります。

高くなる理由を理解しておくと、査定提示の金額が妥当かどうかを判断しやすくなります。

不動産会社が投資商品として物件を購入している

リースバックでは、不動産会社は「住宅を購入して貸す投資家」の立場になります。

そのため、家賃設定は賃貸市場ではなく投資利回りを基準に考えられます。

基本的な考え方は次の構造です。

  • 不動産会社が物件を買い取る
  • 元の所有者に賃貸として貸す
  • 家賃収入で投資回収する

つまり、事業者側にとっては「賃料収入が投資回収の中心」です。

そのため、通常賃貸の家賃では回収が遅くなる場合、利回りを確保するため家賃が高く設定されます。

例えば買取価格が3,000万円で利回り8%の場合、年間収益は240万円必要です。

この場合、家賃は月約20万円になります。

このように投資利回りから逆算される仕組みが、リースバック家賃が高く見える最大の理由です。

将来の売却リスクや空室リスクを織り込んでいる

リースバック物件は通常の投資用不動産とは異なるリスクがあります。

代表的なリスクは次の通りです。

  • 将来売却するときに価格が下落する可能性
  • 建物の老朽化による価値低下
  • 入居者が退去した後の再賃貸リスク
  • 不動産市況の変動

リースバック契約では、長期間住み続けるケースも多く、事業者はすぐに売却できません。

そのため、将来の不動産価格が下がる可能性も想定して利回りを高めに設定します。

結果として、同じエリアの賃貸相場より高い家賃になるケースが出てきます。

売却価格と家賃はセットで調整される構造

リースバックでは「売却価格が高いほど家賃も高くなる」傾向があります。

これは次の関係によります。

  • 買取価格が高い
  • 投資額が大きくなる
  • 必要利回りも大きくなる
  • 家賃が上がる

例えば次の2つの条件を比較すると分かりやすいです。

  • 買取2,000万円・利回り7% → 月約11.6万円
  • 買取3,000万円・利回り7% → 月約17.5万円

同じ利回りでも、買取価格が上がれば家賃は比例して上昇します。

現場でよくあるのが「高く買い取ってくれる会社を選んだら家賃が想定より高かった」というケースです。

売却額だけで判断すると、後から家計負担が重くなることがあります。

査定書を見るときは次の2つを必ずセットで確認します。

  • 売却価格
  • 月額家賃

買戻し特約があると家賃が上がりやすい

将来家を買い戻せる契約では、家賃が高く設定される傾向があります。

理由はシンプルで、事業者の利益回収方法が変わるためです。

通常のリースバックでは、事業者は以下の2つで利益を得ます。

  • 家賃収入
  • 将来の売却益

しかし買戻し特約がある場合、将来の売却益は期待できません。

そのため事業者は家賃収入で利益を回収する必要があります。

結果として、

  • 買戻し価格を抑える
  • その代わり家賃を高くする

というバランスになることが多いです。

長期居住前提の契約は利回りが上がりやすい

「長く住み続けたい」という条件も家賃に影響します。

特に次のような契約条件は利回りが高めに設定される傾向があります。

  • 普通借家契約で更新可能
  • 長期居住保証がある
  • 高齢者向けリースバック
  • 住み続ける年数が長い

長期契約は事業者にとって出口戦略が制限されるためです。

簡単に売却できないため、回収期間のリスクを家賃に反映します。

逆に、短期利用や定期借家契約の場合は、家賃が抑えられることもあります。

現場でよくある家賃が高くなるケース

査定相談の現場で、家賃が想定より高くなるケースには一定のパターンがあります。

  • 売却価格を優先して交渉した
  • 買戻し特約を付けた
  • 長期居住保証を希望した
  • 地方の流動性が低い物件
  • 築年数が古い物件

例えば築30年以上の戸建てでは、将来の資産価値が読みにくいため利回りが上がりやすく、家賃が相場より高くなることがあります。

このような条件が重なると、同じ価格帯の物件でも家賃差が数万円以上になることも珍しくありません。

リースバックの家賃は「賃貸相場」ではなく「投資利回り」で決まるので、売却価格・契約条件・買戻しの有無をセットで見ないと本当の負担は判断できません

リースバック家賃を抑える方法

リースバックでは自宅を売却して資金を得られる一方で、その後は賃貸として住み続けるため毎月の家賃が発生します。家賃は長期間支払い続ける固定費になるため、契約時点でどこまで抑えられるかが資金計画を大きく左右します。

家賃は「買取価格×期待利回り÷12」という構造で決まることが多いため、売却価格・利回り・契約条件の3つをどう調整するかが実務上のポイントになります。単純に提示された条件を受け入れるのではなく、交渉や比較によって家賃を下げられる余地は少なくありません。

複数のリースバック会社に査定を依頼して家賃条件を比較する

最も効果が大きい方法が、複数の事業者に査定を依頼して条件を比較することです。同じ物件でも、事業者ごとに想定する利回りや運用方針が異なるため、提示される家賃には差が出ます。

例えば同じ買取価格でも、期待利回りが以下のように違うケースがあります。

  • A社:利回り7%
  • B社:利回り9%

仮に買取価格が2,000万円の場合の月額家賃は次のようになります。

  • 7% → 約11.6万円
  • 9% → 約15万円

年間では約40万円以上の差になります。リースバックは長期間の契約になることが多いため、この差は非常に大きいです。

実務では最低でも3社程度の査定を取り、次の項目を並べて比較します。

  • 買取価格
  • 月額家賃
  • 想定利回り
  • 契約期間
  • 更新条件

家賃だけで判断すると買取価格が下がることもあるため、資金調達額と家賃負担のバランスを見ることが重要です。

必要な資金額を整理して売却金額を調整する

リースバックでは売却価格が高くなるほど家賃も上がる傾向があります。資金調達が目的の場合、必要以上に高い売却価格を設定すると、結果的に家賃負担が重くなるケースがあります。

例えば次のような違いがあります。

  • 売却価格3,000万円、利回り8% → 家賃約20万円
  • 売却価格2,200万円、利回り8% → 家賃約14.6万円

毎月約5万円以上の差になります。長期居住を前提にする場合、売却額より家賃負担の軽さを優先する方が生活設計に合うことも多いです。

検討時には次の順番で整理すると判断しやすくなります。

1 必要な資金額を明確にする
2 住宅ローン残高や諸費用を確認する
3 生活費と家賃のバランスを試算する

この順番で検討すると、無理のない売却価格の目安が見えてきます。

買戻し特約の有無を慎重に検討する

将来的に自宅を買い戻すことを前提にした契約では、家賃が高くなることがあります。買戻し価格を低めに設定する代わりに、事業者が家賃収入で利益を確保する構造になるためです。

現場では次のような条件差が出ることがあります。

  • 買戻し特約あり:家賃が高め
  • 買戻し特約なし:家賃が低め

買戻しの予定が明確にない場合は、あえて買戻し条件を外した契約の方が家賃を抑えられる可能性があります。将来の資金計画と合わせて判断することが大切です。

エリアや物件種別に強いリースバック会社を選ぶ

事業者の得意分野によっても家賃設定は変わります。取扱実績が多いエリアや物件タイプであれば、運用ノウハウがあるため利回りを低めに設定できる場合があります。

例えば次のようなケースです。

  • 都市部マンションを多く扱う会社
  • 戸建て専門のリースバック会社
  • 特定地域に強い不動産会社

経験が少ない会社の場合、リスクを見込んで利回りを高く設定することがあり、その結果として家賃が高くなることがあります。

査定を依頼する際は、次の点を担当者に確認しておくと判断材料になります。

  • 同エリアでのリースバック実績
  • 同種物件の取引件数
  • 想定利回りの根拠

数字の説明が具体的な会社ほど、家賃設定の透明性が高い傾向があります。

契約期間と賃貸契約の種類を確認する

リースバックの賃貸契約は主に次の2種類があります。

  • 普通借家契約
  • 定期借家契約

普通借家契約は更新前提のため長く住み続けられますが、事業者側のリスクが大きくなるため家賃が高めになることがあります。定期借家契約は期間が決まっている代わりに、家賃が低く設定されるケースがあります。

短期居住を前提にしている場合は、定期借家の方が家賃を抑えられる可能性があります。長期居住を優先する場合は、多少家賃が高くても普通借家契約の方が安心です。

契約書の確認では次の点をチェックします。

  • 契約期間
  • 更新可否
  • 更新時の家賃変更条件

更新時の賃料改定条項は見落とされやすいポイントです。契約前に必ず確認しておく必要があります。

家賃負担をシミュレーションしてから契約する

リースバックでは売却時にまとまった資金が入るため、家賃負担の感覚が見えにくくなることがあります。しかし実際には長期間支払い続ける固定費です。

契約前には次のようなシミュレーションを行います。

  • 月額家賃
  • 年間家賃
  • 10年間の総支払額
  • 売却資金の残高推移

例えば月15万円の家賃の場合、10年間で約1,800万円になります。売却資金とのバランスを確認しておかないと、将来資金が不足する可能性があります。

資金調達のためのリースバックでは、売却価格だけで判断するのではなく、家賃・契約条件・住める期間を総合的に比較することが重要です。

リースバックは売却価格だけで判断すると失敗しやすいので、必ず家賃と利回りの仕組みを理解して複数社を比較することが大切です

リースバック利用前に確認すべき家賃チェックポイント

リースバックでは自宅を売却して資金を得る一方、住み続けるために毎月家賃を支払うことになります。売却額だけに注目して契約を進めると、想定より家賃負担が大きくなり、数年後に資金が不足するケースもあります。

重要なのは「売却価格」「家賃」「住み続けられる期間」の3つをセットで確認することです。ここでは、契約前に必ずチェックしておきたい家賃関連のポイントを、実務的な確認方法とあわせて解説します。

売却価格と家賃のバランスを必ず試算する

リースバックの家賃は多くの場合、買取価格と利回りから算出されます。

月額家賃はおおむね次の計算式で目安が出せます。

月額家賃 = 買取価格 × 想定利回り ÷ 12

例えば次のような条件です。

  • 買取価格:3,000万円
  • 利回り:8%

この場合の家賃は

3,000万円 × 8% ÷ 12 = 約20万円

ここで確認すべきなのは「売却価格が高いほど家賃も上がる」という点です。

売却価格が高い提案は魅力的に見えますが、その分家賃が上がることもあります。現場では次のようなケースがよくあります。

  • A社:買取価格3,200万円 家賃22万円
  • B社:買取価格2,900万円 家賃17万円

この場合、毎月5万円差が出ます。

5万円 × 12ヶ月 × 10年で 600万円の差 になります。

資金調達額だけでなく、長期の家賃総額で比較することが重要です。

現在の住宅コストと家賃を比較する

リースバックの目的は、生活資金の確保や家計の改善です。現在の住居コストと比較しないまま契約すると、本来の目的を失うことがあります。

確認するべき費用は次の通りです。

  • 住宅ローン返済額
  • 固定資産税
  • 管理費 修繕積立金
  • 火災保険
  • 修繕費

持ち家では家賃はありませんが、実際にはこれらの費用が発生しています。

一度、現在の住居コストを合計してみると判断しやすくなります。

例えば次のようなケースです。

  • 住宅ローン:13万円
  • 管理費修繕費:2万円
  • 固定資産税(月換算):1万円

合計16万円

提示されたリースバック家賃が17万円の場合、実質の負担はほぼ同じです。

一方で22万円の場合は生活費を圧迫する可能性があります。

この比較をせずに契約するのは危険です。

賃貸契約の種類と住める年数を確認する

家賃だけでなく、賃貸契約の種類も重要です。リースバックでは主に次の2種類があります。

  • 普通借家契約
  • 定期借家契約

普通借家契約は、契約期間満了後も更新が可能です。

基本的には借主が希望すれば住み続けられます。

一方、定期借家契約は契約期間満了で終了します。

更新がない契約の場合、退去が前提になります。

実務では次のような条件が多く見られます。

  • 契約期間:2〜5年
  • 更新可否:契約内容による
  • 更新時の家賃:再査定あり

家賃だけ見て契約すると、数年後に退去が必要になる可能性があります。

契約書では必ず次の項目を確認してください。

  • 契約期間
  • 更新の可否
  • 更新時の条件

更新時の家賃変更条件を確認する

見落とされやすいのが「更新時の家賃」です。

契約時の家賃が固定とは限りません。契約書には次のような条文が入っていることがあります。

  • 市場賃料に応じて改定
  • 協議により変更
  • 一定期間ごとに見直し

この表現は一見問題なさそうに見えますが、実務では次のようなケースが起きます。

契約時:家賃15万円
更新時:家賃18万円

理由は「周辺賃料の上昇」です。

契約前に次の質問をしておくと安心です。

  • 家賃は固定ですか
  • 更新時の家賃改定ルールはありますか
  • 過去の更新事例ではどれくらい上がっていますか

担当者が具体的に答えられるかも判断材料になります。

将来の生活資金と家賃負担をシミュレーションする

リースバックでは売却資金が手元に入りますが、その資金を家賃で消費することになります。

ここを試算していないケースが非常に多いです。

例えば次の条件です。

  • 売却後の手取り資金:2,000万円
  • 家賃:18万円

年間家賃は

18万円 × 12ヶ月 = 216万円

この場合

2,000万円 ÷ 216万円
約9年

約9年で売却資金が消える計算になります。

老後資金として利用する場合、次の項目を含めて試算することが重要です。

  • 家賃
  • 生活費
  • 医療費
  • 年金収入

家賃が高すぎると、資金が想定より早くなくなることがあります。

複数のリースバック会社で家賃条件を比較する

リースバックの家賃は会社ごとに大きく違います。理由は主に次の2つです。

  • 想定利回りの違い
  • 不動産運用方針の違い

同じ物件でも次のような差が出ることがあります。

  • A社:家賃18万円
  • B社:家賃15万円
  • C社:家賃21万円

月3万円差でも、10年で360万円の差になります。

そのため最低でも次の比較は行うべきです。

  • 売却価格
  • 月額家賃
  • 契約期間
  • 更新条件
  • 買戻し条件

査定を1社だけで決めるのは、最も失敗しやすいパターンです。

家賃だけで判断しない

家賃が安い提案が必ずしも有利とは限りません。

実務では、次の条件がセットになっていることがあります。

  • 家賃は安い
  • 売却価格が低い
  • 契約期間が短い

逆に家賃がやや高くても

  • 売却価格が高い
  • 普通借家契約
  • 長期居住可能

というケースもあります。

判断するときは次の3つをまとめて比較することが重要です。

  • 売却価格
  • 家賃
  • 居住可能期間

この3つのバランスが取れている提案が、長期的には有利になります。

リースバックで一番大事なのは売却価格の高さではなく、売却価格と家賃と住める年数のバランスを冷静に計算して判断することです

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