不動産担保ローン審査は厳しい?基準。流れ。通過率を高める実践ポイント



目次

不動産担保ローン審査で検索される理由

不動産担保ローンの審査が検索される背景には、単に「借りられるかどうか」を知りたいだけではない、切実で具体的な不安があります。不動産を保有している方ほど、資産はあるのに資金が動かせないという状況に直面しやすく、その突破口として不動産担保ローンを検討する流れが生まれています。

まず多いのが、銀行融資やカードローンが思うように通らなかった経験や不安です。事業資金や運転資金、既存借入の借り換えなどで資金が必要になったものの、無担保ローンでは年収や返済比率、信用情報の影響を強く受け、希望額に届かない、あるいは審査自体に落ちてしまうケースがあります。その結果、「不動産を担保にすれば状況が変わるのではないか」と考え、審査の実態を調べ始めます。

次に強いのが、「所有している不動産で、実際にいくらまで借りられるのか」という疑問です。不動産を持っていても、その評価方法や担保掛目の仕組みは一般的に分かりにくく、感覚的な相場と金融機関の評価に大きな差が出ることもあります。希望額を設定する前に、現実的な融資可能額を把握したいという心理が、審査情報への検索につながっています。

また、審査落ちや条件悪化を事前に避けたいという意識も大きな理由です。不動産担保ローンは、審査に落ちた履歴や不利な条件提示が、その後の資金調達に影響する可能性があります。そのため、申し込む前の段階で「どこを見られるのか」「どんな点が弱点になりやすいのか」を把握し、失敗のリスクを減らしたいと考える人が多いのです。

さらに、不動産担保ローンは「担保があるから必ず通る」という誤解が広まりやすい商品でもあります。実際には信用力と担保価値の両方が見られるため、そのギャップに不安を感じ、事前に審査基準や判断の考え方を確認しようとする動きが生まれます。

このように、不動産担保ローン審査で検索される理由は、単なる制度理解ではなく、「資金調達を成功させたい」「無駄な失敗をしたくない」という実務的で現実的なニーズに基づいています。

不動産担保ローンの審査を調べる人は、通るか落ちるかだけでなく、どこで評価が分かれるのかを知りたい方が多いです。事前に全体像を理解しておくだけで、無理な申込みや条件悪化を避けやすくなります。焦らず準備することが、結果的に資金調達を成功させる近道になりますよ

不動産担保ローン審査で見られる全体像

不動産担保ローンの審査は、「担保があるから通りやすい」という単純な仕組みではありません。金融機関は、貸した資金を長期にわたって安全に回収できるかを多角的に判断しています。その全体像を理解することが、審査への不安を減らし、適切な準備につなげる第一歩です。

信用力と担保価値の二軸で判断される仕組み

不動産担保ローンの審査は、大きく分けて「申込者の信用力」と「担保となる不動産の価値」という二つの軸で構成されています。どちらか一方だけが優れていれば良いわけではなく、両者のバランスが重視されます。

信用力は、毎月の返済を継続できるかを判断するための要素です。安定した収入や返済比率、過去の支払い状況などから、返済不能に陥るリスクがどの程度あるかを見られます。一方で担保価値は、万が一返済が滞った場合に、不動産を売却して資金を回収できるかという観点で評価されます。

たとえば、信用力に多少の不安があっても担保価値が高ければ、融資額を抑えることで審査が前向きに進むケースがあります。逆に、担保価値がそこまで高くなくても、信用力が十分であれば条件調整によって融資が成立することもあります。

銀行とノンバンクで異なる審査スタンス

同じ不動産担保ローンでも、銀行とノンバンクでは審査の考え方に違いがあります。銀行は低金利である分、信用力と担保の両方に対して慎重な姿勢を取りやすく、審査に時間もかかりがちです。返済比率や信用情報に少しでも懸念があると、条件が厳しくなる傾向があります。

一方でノンバンクは、不動産担保ローンに特化しているケースが多く、担保評価をより重視する傾向があります。信用情報に過去の傷があっても、担保価値や資金使途の合理性を踏まえて柔軟に判断されることがあります。ただし、その分金利は銀行より高めになるのが一般的です。

この違いを理解せずに申し込み先を選ぶと、「なぜ通らなかったのか分からない」という状況になりやすいため、自身の条件に合った金融機関選びが重要です。

審査結果が融資条件に与える影響

審査は単に「通るか落ちるか」を決めるものではありません。審査結果は、融資額、金利、返済期間といった条件全体に影響します。

信用力と担保価値の評価が高ければ、希望に近い融資額が認められ、金利も低く抑えられる可能性があります。反対に、リスクが高いと判断される場合は、融資額が減額されたり、返済期間が短く設定されたりすることがあります。

このため、不動産担保ローンの審査は「条件交渉の出発点」と考える方が現実的です。審査の全体像を把握しておくことで、提示された条件を冷静に受け止め、自身の資金計画に合うかを判断しやすくなります。

不動産担保ローンの審査は、信用力と担保価値のバランスを見る総合判断です。どちらか一方だけに期待するのではなく、全体像を理解しておくことで、融資条件に納得しやすくなります。仕組みを知った上で準備すれば、無理のない資金調達につながりますよ

信用力審査でチェックされる主なポイント

不動産担保ローンでは、担保となる不動産があるからといって、信用力の審査が軽視されるわけではありません。金融機関は「長期にわたり、安定して返済できるか」という視点で、申込者本人の信用状態を細かく確認します。ここでは、実際の審査で重視されやすい信用力のポイントを整理します。

年収・事業収入と返済負担率

信用力審査の土台となるのが収入です。個人であれば年収、法人や個人事業主であれば事業収入や利益水準が見られます。ただし、単純に収入額が高いかどうかだけで判断されるわけではありません。

重要なのは返済負担率です。これは、年間のローン返済額が収入に対してどの程度の割合を占めているかを示す指標で、返済余力を測る基準になります。返済負担率が高いほど、将来的な返済リスクが高いと判断されやすく、審査では不利になります。

金融機関によって目安は異なりますが、一般的には30%前後までに抑えられているかが一つの判断ラインになります。既存のローン返済額も含めて計算されるため、現在の借入状況がそのまま評価に影響します。

勤続年数・事業年数と収入の安定性

収入の「金額」だけでなく、「安定して続いているか」も信用力の重要な要素です。会社員の場合は勤続年数、法人や個人事業主の場合は事業年数が確認されます。

勤続年数や事業年数が長いほど、今後も同程度の収入が継続する可能性が高いと判断されやすくなります。一方で、転職直後や開業間もない場合は、将来の収入見通しが不透明と見なされ、評価が慎重になる傾向があります。

特に事業者の場合は、単年度の数字だけでなく、過去数年分の決算内容や収益の推移も確認される点が特徴です。

信用情報と返済履歴

信用情報は、不動産担保ローンの審査でも非常に重視されます。過去や現在のローン、クレジットカード、携帯端末の分割払いなどの利用状況や返済履歴が確認されます。

延滞や滞納の履歴がある場合、返済能力そのものよりも「返済姿勢」に不安があると判断されやすくなります。特に長期延滞や債務整理の履歴があると、融資条件が厳しくなったり、審査自体が難しくなったりする可能性があります。

一方で、借入経験があること自体がマイナス評価になるわけではありません。計画通りに返済を続けてきた履歴は、むしろ信用力の裏付けとして評価されることもあります。

他社借入件数と借入残高

現在、他の金融機関からどれだけ借り入れがあるかも、信用力審査の重要な確認項目です。借入件数が多い場合や、借入残高が大きい場合は、返済負担率が高くなりやすく、資金繰りに余裕がないと判断されることがあります。

特に少額の借入が複数ある状態は、「借入依存度が高い」と見なされやすく、評価を下げる要因になりがちです。金融機関は、不動産担保ローン単体ではなく、すべての借入を合算したうえで返済能力を判断します。

年齢と完済時の見通し

不動産担保ローンは返済期間が長期になるケースが多いため、申込時の年齢や完済時年齢も確認されます。年齢が高い場合、返済期間の制限がかかることや、返済負担率が厳しく見られることがあります。

これは年齢そのものが問題なのではなく、「完済まで安定した返済が見込めるか」という視点での判断です。返済期間や融資額の調整によって評価が変わるケースも少なくありません。

信用力審査は、収入の多さだけで決まるものではありません。返済負担率、信用情報、借入状況、収入の安定性が総合的に見られます。事前に自分の状況を整理し、無理のない条件を想定することが、審査通過への近道になります

担保不動産の価値がどう評価されるか

不動産担保ローンの審査では、担保となる不動産が「いくらで、どれだけ確実に換金できるか」という視点で評価されます。単に購入時の価格や思い入れで決まるものではなく、金融機関が融資回収リスクを抑えるために、複数の指標と独自基準を組み合わせて判断します。

路線価 公示地価 実勢価格の違い

担保評価の土台になるのが、土地価格を示す各種指標です。不動産には一物五価と呼ばれるほど複数の価格が存在し、金融機関はそれらを総合的に見ています。

  • 実勢価格
    実際に市場で売買されている価格です。需要と供給の影響を強く受け、エリアや時期によって変動します。
  • 公示地価 基準地価
    国や都道府県が公表する標準的な価格で、市場価格の目安として使われます。
  • 路線価
    相続税算定に用いられる価格で、公示地価のおおむね8割程度とされます。不動産担保ローンでは、この路線価をベースに評価されるケースが多く、理由は将来の価格下落リスクを織り込むためです。

多くの人が実勢価格を基準に融資額を想定しますが、実際の審査ではより保守的な路線価基準で見られるため、想定より評価が低くなることは珍しくありません。

立地 築年数 用途による評価差

同じ面積や構造の不動産でも、条件次第で評価額は大きく変わります。

  • 立地
    都心部、駅近、人口流入が続くエリアは流動性が高く評価されやすいです。一方、郊外や過疎地域は売却に時間がかかると判断され、評価が抑えられます。
  • 築年数
    土地は比較的価値が残りやすい一方、建物は築年数とともに評価が下がります。特に法定耐用年数を超えた建物は、担保評価上ほぼゼロと見なされることもあります。
  • 用途
    居住用だけでなく、賃貸や事業用として収益性が見込める不動産は評価が安定しやすいです。用途制限が厳しい土地や再建築不可物件は、評価が大きく下がります。

担保掛目による実際の融資上限

不動産評価額がそのまま融資額になるわけではありません。金融機関は評価額に対して「担保掛目」を設定します。

  • 担保掛目の目安は60〜80%程度
  • 評価額3,000万円、掛目70%の場合
    実際の担保評価額は約2,100万円

この担保評価額を上限として、さらに申込者の信用力や返済能力を加味して最終的な融資額が決まります。担保があるから満額借りられる、という考え方は審査では通用しません。

建物評価が下がりやすいケース

建物は土地よりも評価が不安定で、条件次第で大きく下がります。

  • 法定耐用年数を超えている
  • 違法建築や増改築の履歴がある
  • 老朽化が進み修繕コストが高い
  • 再建築不可、接道義務を満たしていない

これらに該当する場合、建物部分の評価はほとんど期待できず、土地評価のみで審査されることになります。その結果、希望融資額に届かないケースも多く見られます。

担保不動産の評価は「市場価格」ではなく「金融機関が安全に回収できる価格」で見られます。路線価や掛目で評価が下がるのは普通のことです。事前に評価の仕組みを理解し、現実的な融資額を想定しておくと、審査でのギャップや不安を減らせますよ。

不動産担保ローン審査に落ちる主な原因

不動産担保ローンは担保がある分、無担保ローンより有利と思われがちですが、実際には一定数の申込者が審査に通らないのも事実です。審査落ちの多くは「信用力」と「担保価値」のどちらか、または両方に明確な懸念点があるケースです。ここでは、実務上よく見られる主な原因を整理します。

返済比率が高すぎるケース

最も多い原因が返済比率の高さです。返済比率とは、年収や事業収入に対して、年間のローン返済額がどの程度を占めているかを示す指標です。

既存の住宅ローン、カードローン、事業借入などを合算した返済額が収入に対して大きい場合、担保があっても「返済継続性に不安がある」と判断されやすくなります。特に返済比率が30〜35%を超えていると、銀行・ノンバンクを問わず審査は厳しくなります。

表面的な年収が高くても、借入が多いと返済比率が悪化するため、「収入はあるのに落ちた」という結果につながりやすい点が特徴です。

信用情報に問題があるケース

担保不動産の価値が十分でも、信用情報に傷がある場合は審査に落ちる可能性が高くなります。

以下のような履歴があると、金融機関は慎重になります。

  • クレジットカードやローンの延滞履歴
  • 携帯電話端末代の分割払い遅延
  • 任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理履歴

不動産担保ローンは高額かつ長期になることが多いため、「過去に返済トラブルがある=将来も同様のリスクがある」と判断されやすいのが実情です。信用情報は一定期間が経過しないと回復しないため、短期的な対策が難しい点も審査落ちにつながります。

担保不動産の流動性が低いケース

不動産の評価額が一定以上あっても、「売却しにくい不動産」は審査上マイナスになります。

具体的には、以下のような物件です。

  • 地方や郊外で取引事例が少ない土地
  • 再建築不可や接道条件に問題がある物件
  • 用途が限定される特殊な不動産
  • 築年数が極端に古く、建物評価がほぼ出ない物件

金融機関は万一の際に担保を売却して回収できるかを重視します。そのため、評価額よりも「流動性」が低いと、担保としての評価が大きく下がり、審査落ちや大幅減額の原因になります。

借入希望額が過大なケース

担保評価や返済能力に対して、借入希望額が現実とかけ離れている場合も、審査に通りにくくなります。

不動産担保ローンでは、評価額に対して一定の担保掛目が設定されます。例えば評価額3,000万円でも、掛目70%であれば融資上限は2,100万円前後になります。この範囲を大きく超える金額を希望すると、返済能力以前に「条件不一致」と判断されやすくなります。

特に、資金使途が曖昧なまま高額な融資を希望している場合、「なぜその金額が必要なのか」が説明できず、審査上の印象も悪くなりがちです。

収入の安定性が低いケース

個人事業主や法人の場合、直近の売上や利益だけでなく「継続性」も重視されます。

  • 事業年数が短い
  • 赤字決算が続いている
  • 売上の変動が大きい
  • 一時的な収入増に依存している

こうした状況では、担保があっても返済原資に不安があると判断されます。特に銀行ではこの傾向が強く、安定性を重視する審査姿勢が審査落ちの原因になります。

不動産担保ローンの審査に落ちる理由は、単に「担保が弱い」だけではありません。返済比率、信用情報、担保の流動性、希望額の現実性、この4点が噛み合っていないと審査は通りにくくなります。事前に自分の状況を整理し、どこがネックになりやすいのかを把握しておくことが、審査対策の第一歩ですよ

審査通過率を高める事前準備と対策

不動産担保ローンの審査は、申込時点での条件だけで結果が決まるものではありません。申し込み前にどれだけ準備できているかで、通過率や提示条件は大きく変わります。ここでは、信用力と担保評価の双方を底上げし、審査担当者に「この案件は進めやすい」と判断してもらうための実践的な対策を整理します。

借入状況を整理し返済負担率を下げる

審査で最初に意識すべきなのが、現在の借入状況です。不動産担保ローンは高額になりやすいため、既存借入が多いと返済負担率が一気に悪化します。

事前に取り組みたい対策は次の通りです。

  • 使っていないカードローンやクレジットカードのキャッシング枠を解約する
  • 少額の借入や金利の高い借入を優先的に完済する
  • 借入件数を減らし、資金管理が整理されている状態を作る

返済負担率が下がるだけでなく、「計画的に資金管理できている」という印象を与えられる点も重要です。

担保不動産の評価を事前に把握しておく

担保評価を把握せずに希望額だけを先行させると、過大な申請になりやすくなります。審査通過率を高めるためには、金融機関がどの水準で評価しそうかを事前に想定しておくことが欠かせません。

具体的には、以下を整理しておくと有利です。

  • 路線価や固定資産税評価額などの公的指標
  • 築年数や構造による建物評価の下落ポイント
  • 近隣の取引事例から見た実勢価格の目安

これらを踏まえておくことで、現実的な融資額を設定しやすくなり、審査での減額や否決を避けやすくなります。

希望融資額を現実的に設定する

「担保があるから高額でも通るはず」という考えは、審査では通用しません。担保評価と返済能力の両方に無理がない金額設定が、審査通過率を高める最大のポイントです。

希望額を決める際には、次の視点が重要です。

  • 担保評価額に対して掛目を考慮した水準に収まっているか
  • 返済負担率が30〜35%程度に収まる返済計画になっているか
  • 金融機関が「条件調整で通せる」と判断しやすい余地があるか

あらかじめ余裕を持った金額設定をしておくことで、審査はスムーズに進みやすくなります。

資金使途と返済原資を明確に説明できるようにする

資金使途が曖昧な案件は、審査で警戒されやすくなります。とくに事業資金として利用する場合は、「何に使い、どう回収するのか」を明確に説明できるかが重要です。

準備しておきたいポイントは以下です。

  • 資金の具体的な使い道を説明できる資料やメモ
  • その資金が収益やキャッシュフローにどう結びつくかの説明
  • 返済原資がどこから生まれるのかの整理

書類の完成度そのものよりも、内容に一貫性があり、現実的であることが評価されます。

事業計画書や補足資料で信用力を補強する

法人や個人事業主の場合、数字だけでは判断しきれない部分を事業計画書が補います。過度に楽観的な計画よりも、リスクを織り込んだ現実的な内容のほうが評価されやすいのが実情です。

事前に意識したい点は次の通りです。

  • 売上や利益の根拠が説明できる構成になっているか
  • 過去の実績と将来計画に大きな乖離がないか
  • 想定通りに進まなかった場合の対応も考慮されているか

数字を盛るよりも、「この人は状況を正しく把握している」と思わせることが、審査通過率を高めます。

審査担当者への対応姿勢も評価対象になる

不動産担保ローンでは、提出書類と同じくらい対応姿勢も見られています。質問への回答が曖昧だったり、説明が二転三転したりすると、それだけでリスクと判断されかねません。

意識したい基本姿勢は以下です。

  • 不利な情報も含めて正直に説明する
  • 書類提出や追加質問への対応を迅速に行う
  • 不明点はその場で確認し、曖昧にしない

結果として、条件交渉や柔軟な対応を引き出しやすくなります。

不動産担保ローンの審査は、申込前の準備で結果が大きく変わります。借入整理で返済負担率を下げ、担保評価と希望額を現実的に合わせることが基本です。資金使途や返済原資を明確にし、誠実な対応を心がけることで、金融機関は「進めやすい案件」と判断しやすくなります。事前準備こそが審査通過率を高める一番の近道です

不動産担保ローン審査の流れと期間目安

不動産担保ローンは、無担保ローンと比べて確認事項が多く、段階的に審査が進みます。全体の流れを把握しておくことで、どこで時間がかかりやすいのか、どの段階で準備が必要なのかを具体的にイメージしやすくなります。

仮審査で確認される内容

最初に行われるのが仮審査です。仮審査は、申込内容をもとに「そもそも融資の土俵に乗るか」を確認する初期判断の位置づけになります。

主に見られるポイントは次の通りです。

  • 申込者の属性情報(年収、事業内容、勤続年数・事業年数など)
  • 借入希望額と返済期間のバランス
  • 担保にする不動産の所在地や種別、概算の担保価値
  • 過去の信用情報に致命的な問題がないか

この段階では、詳細な書類提出や現地調査は行われないケースが多く、入力情報や簡易資料をもとにスクリーニングされます。仮審査の結果次第で、本審査に進めるかどうかの判断がされます。

本審査で必要になる書類と確認事項

仮審査を通過すると、本審査に進みます。本審査では、信用力と担保価値を裏付けるための具体的な書類提出が求められ、内容もより精査されます。

個人や法人の状況によって差はありますが、一般的に必要とされやすい書類は以下の通りです。

  • 収入証明書や確定申告書、決算書類
  • 納税証明書や借入残高証明書
  • 不動産登記簿謄本、固定資産税関連書類
  • 事業資金の場合は事業計画書や資金使途の説明資料

本審査では、数字の整合性や説明内容の妥当性も重視されます。書類の不備や説明不足があると、その確認に時間がかかり、審査期間が延びる原因になります。

現地調査と担保評価にかかる時間

本審査と並行、もしくは本審査の途中で行われるのが担保不動産の調査です。金融機関や提携する評価会社が、実際に現地を確認し、立地や建物の状態、周辺環境などを調査します。

この工程では次のような点が確認されます。

  • 机上評価と実際の物件状況に差がないか
  • 建物の劣化状況や利用状況
  • 流動性や将来の売却可能性

現地調査の日程調整や評価作業には一定の時間がかかりやすく、ここが審査期間の中で最も時間を要するケースも少なくありません。

融資実行までの一般的な期間

不動産担保ローンは、即日融資が前提の商品ではありません。仮審査から融資実行までの期間は、申込者の状況や金融機関によって幅があります。

目安としては次のようなイメージになります。

  • 仮審査から結果通知まで:数日〜1週間程度
  • 本審査から承認まで:1〜2週間程度
  • 契約手続きから融資実行まで:数日〜1週間程度

全体では、早くても2週間前後、内容が複雑な場合や書類準備に時間がかかる場合は1か月程度を見込んでおくと現実的です。資金使途や返済計画が明確で、書類が揃っているほど、全体のスピードは早まりやすくなります。

不動産担保ローンは段階ごとに審査が進むため、焦らず全体像を理解して準備することが大切です。仮審査は可能性確認、本審査は裏付け確認、現地調査は担保の最終評価という役割があります。必要書類を早めに揃え、説明できる状態にしておくと、結果的に融資までの期間短縮につながりますよ

審査に不安がある人が検討すべき選択肢

不動産担保ローンの審査に不安を感じる背景には、信用情報や返済比率、担保評価など、いくつかの弱点が自覚されているケースが多くあります。その場合、無理に同じ条件で申し込みを続けるよりも、状況に合った選択肢を検討することが、結果的に資金調達への近道になります。

銀行とノンバンクの使い分けを検討する

銀行は低金利で長期融資を受けやすい一方、審査基準は厳格で、信用情報や収入の安定性を強く重視します。そのため、過去に延滞履歴がある場合や、直近の収入が不安定な場合は、銀行審査に通らない可能性が高まります。

一方で、ノンバンクは不動産担保ローンに特化している事業者が多く、担保不動産の価値を重視する傾向があります。返済能力に多少の不安があっても、担保評価や資金使途の合理性が認められれば、融資に進めるケースもあります。審査スピードが比較的早い点も、資金繰りに余裕がない人にとっては現実的な判断材料になります。

担保の見直しや追加担保という選択

審査に不安がある場合、担保不動産そのものを見直すことも有効です。立地が良い物件や築年数が比較的浅い不動産を別に所有している場合、担保を変更することで評価が大きく改善することがあります。

また、金融機関によっては追加担保の提供に対応しているケースもあります。単独では評価が不足する場合でも、複数の不動産をまとめて担保にすることで、希望融資額に届く可能性が高まります。担保の組み合わせによっては、条件面が改善されることもあります。

希望融資額を調整して再チャレンジする

借入希望額が高すぎることが、審査に不安を感じる最大の要因になっているケースも少なくありません。返済比率が高い、あるいは担保掛目を超えた金額を希望している場合は、減額による再申請を検討する余地があります。

融資額を現実的な水準まで下げることで、返済計画の妥当性が評価されやすくなり、審査通過の可能性が高まります。不足分を自己資金や別の資金調達手段で補う前提を示すことで、金融機関の印象が改善されることもあります。

専門家や相談窓口を活用する

審査に対する不安が大きい場合、自分一人で判断せず、専門家に相談するという選択肢もあります。不動産や融資に詳しい相談窓口では、現在の条件で通りやすい金融機関の傾向や、条件改善の余地について客観的なアドバイスを受けることができます。

特に、事業資金として利用する場合は、資金使途や返済計画の説明が審査結果に大きく影響します。第三者の視点で内容を整理することで、審査に通りやすい形に整えることができます。

審査に不安がある場合でも、選択肢は一つではありません。銀行かノンバンクか、担保の出し方や融資額の設定など、条件を少し見直すだけで結果が変わることも多いです。大切なのは、無理に進めるのではなく、自分の状況に合った現実的な道を選ぶことです。冷静に整理していけば、資金調達の可能性は十分に広がりますよ

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17位つばさコーポレーション不動産スーパーサポートローンつばさコーポレーションノンバンクの不動産担保ローン。高金利だが審査に強み年3.80%年7.80%中小ノンバンク全国~5億円30年融資額の0%~5.0%元金入金額の~5.00%個人・個人事業主・法人-最短7日最短7日-公式サイト
18位ジェイ・エフ・シー不動産活用ローンジェイ・エフ・シーノンバンクの不動産担保ローン。高金利だが審査に強み年5.86%年15.00%中小ノンバンク全国300万円~5億円10年融資額の0%~5.0%元金入金額の~5.00%個人・個人事業主・法人-最短3日最短3日-公式サイト
19位トラストホールディングス不動産活用ローントラストホールディングスノンバンクの不動産担保ローン。高金利だが審査に強み年3.45%年7.45%中小ノンバンク全国100万円~10億円30年融資額の0%~5.5%元金入金額の~5.50%個人-最短即日最短即日-公式サイト
4位セゾンファンデックス事業者向け不動産担保ローンセゾンファンデックスセゾンファンデックス年3.15%年9.90%セゾングループ、大手ノンバンク全国500万円~10億円30年残元金に対して最大3.3%(税込)11,000円個人事業主・法人○代表者の親族(三親等以内)が所有する不動産最短3営業日審査回答最短1週間-公式サイト
5位AGビジネスサポート不動産担保ローンAGビジネスサポートAGビジネスサポート年2.49%年14.80%アイフルグループ、大手ノンバンク全国100万円~5億円30年融資額の0~3.00%-個人事業主・法人最短3日--公式サイト