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目次
なぜ今カンボジア不動産が投資家に選ばれるのか
カンボジア不動産が投資家の選択肢に入る理由は、単なる新興国という言葉では説明しきれません。実務目線で見ると、米ドル建てでの運用、人口構造、価格水準、そして日本国内資産との相関の低さが同時に成立している点に特徴があります。数字だけでなく、契約や資金移動の現場を具体的に確認すると、その優位性がより明確になります。
米ドル建てで家賃を受け取れる実務的メリット
カンボジアではリエルが法定通貨ですが、都市部の不動産取引や賃貸契約は実質的に米ドル建てで行われるケースが一般的です。賃貸契約書にドル表記で家賃が記載され、そのままドルで受領する形が多く、日本円に換算するタイミングを自分でコントロールできます。
為替リスクを完全に排除できるわけではありません。しかし、以下の点は見逃せません。
- 家賃収入がドル建てで固定されやすい
- 現地銀行でドル口座を開設できる
- 日本円への両替タイミングを投資家側で選べる
円安局面では評価益が出やすく、円高局面でもドル資産として保有を続ける選択が可能です。円資産に偏っている投資家にとっては、実物不動産でドルを積み上げられる点が心理的にも実務的にも大きな意味を持ちます。
高成長と都市集中が生む住宅需要の実態
経済成長率や人口増加というマクロ指標だけでは投資判断はできません。重要なのは、どの層がどのエリアで賃貸需要を作っているかです。
プノンペン中心部では、外資系企業の駐在員、現地富裕層、周辺国からのビジネス人材が一定数存在します。CBD周辺のコンドミニアムでは、家具付きのサービスアパート型物件が選ばれやすく、月額800〜1,500ドル前後のレンジが一つの目安になります。
現地仲介会社に確認すべき質問は具体的です。
- 直近6か月の平均空室期間は何か
- 同グレード物件の実際の成約賃料はいくらか
- 借主の国籍・職業構成はどうなっているか
パンフレット上の利回りではなく、実際の成約データを確認する姿勢が、投資家がこの市場を選ぶ前提条件になります。
価格水準の相対的な割安感と初期参入余地
東南アジアの主要都市と比較すると、カンボジアの不動産価格は依然として相対的に低い水準にあります。ベトナムやタイの主要都市では価格上昇が進み、初期投資額も上昇傾向にあります。
一方、プノンペンでは中心部の新築コンドミニアムでも1平方メートルあたりの単価がまだ抑えられている案件が存在します。重要なのは「安いから買う」ではなく、以下を確認することです。
- デベロッパーの過去の完工実績
- ハードタイトルかどうかの確認
- 将来の供給予定戸数
供給過多エリアを避け、交通インフラや商業施設計画が具体化している地区を選べば、価格上昇の余地を取りに行く戦略が成立します。早期参入メリットは、情報の精度を高めた投資家にのみ残されています。
日本国内不動産との分散効果
日本の不動産市場は安定していますが、利回りは都市部で低下傾向が続いています。築古物件の高利回り案件には修繕リスクが付きまといます。ここでカンボジア不動産を組み入れると、収益源の地域分散が可能になります。
国内賃貸市場とカンボジア市場の景気サイクルは必ずしも連動しません。為替という別軸の変動要因も加わるため、ポートフォリオ全体のリスク分散に寄与します。
ただし、分散のつもりが管理不能になるケースもあります。現地管理会社との契約内容、レポーティング頻度、家賃送金の流れを事前に図解レベルで理解しておくことが必要です。管理委託契約書の更新条件や解約条項まで確認しておくと、想定外のトラブルを防げます。
銀行口座とドル資産形成を組み合わせた資産防衛
カンボジア不動産投資は、単体で見るよりもドル口座やドル定期預金と組み合わせることで意味を持ちます。不動産の賃料をそのままドル預金に積み上げる設計にすると、インカムと流動資産の両方をドルで保有できます。
現地銀行口座開設時に確認すべきポイントは明確です。
- 最低預入額
- オンラインバンキングの対応状況
- 日本からの送金手数料
不動産と金融口座をセットで設計することで、単なる利回り追求ではなく、通貨分散を含めた資産防衛戦略が成立します。
カンボジア不動産が選ばれている背景には、成長期待だけでなく、ドル建て運用という具体的な実務メリットがあります。価格水準、需要構造、管理体制、資金移動の流れを一つひとつ確認できる投資家にとって、この市場は検討に値する選択肢です。

ドルで稼ぎ、ドルで守るという視点を持つと、カンボジア不動産の位置づけが一段とクリアになります
エリア別市場動向 プノンペン・シアヌークビル・シェムリアップの将来性
カンボジア不動産投資で成果を左右する最大の分岐点は「都市選定」です。同じ国内でも、需要構造・買い手層・供給バランスは大きく異なります。表面利回りの数字だけで判断すると、出口で想定外の価格停滞に直面します。ここではプノンペン、シアヌークビル、シェムリアップの実態を、投資家が判断できる視点に落とし込みます。
プノンペン CBDと周辺拡張エリアの需給構造
首都プノンペンは、コンドミニアム投資の中心地です。特にダウンペン区、ボンケンコン1周辺、トゥールコーク区は外国人駐在員・ローカル富裕層・法人契約の需要が厚いエリアです。
賃貸需要の実態
- 外資系企業のオフィス集中
- 国際学校や医療施設へのアクセス
- 家具付きサービスアパート需要の継続
単身駐在員向けの1ベッドルームは流動性が高く、賃料レンジも比較的安定しています。一方で、2ベッド以上は価格帯によって空室期間が伸びやすい傾向があります。購入前に「直近6か月の同一棟の実成約賃料」を必ず確認することが重要です。広告価格ではなく、実際に契約が成立した金額を管理会社に提示してもらうべきです。
供給過多エリアの見極め
プノンペン郊外では大型開発が進み、完成戸数が急増した時期がありました。完成前の利回り保証を前提に購入すると、保証終了後に賃料が下落するケースがあります。
判断のコツは以下の3点です。
- 同一エリア内の完成済み物件の空室率
- 直近1年の新規供給戸数
- 主要道路や橋梁計画の完成時期
都市拡張エリアはキャピタルゲイン余地がありますが、保有期間を長めに設計する前提で検討する必要があります。
シアヌークビル 中国資本依存からの再編局面
シアヌークビルは一時期、中国系カジノ資本の流入で急騰しました。その後、規制強化や資本撤退で価格が大きく変動しました。この都市はハイリスク・ハイボラティリティ型の市場です。
現在の投資判断ポイント
- 港湾機能の拡張計画
- 経済特区の稼働状況
- 未完成プロジェクトの整理状況
港湾都市としてのインフラ強化は進んでいますが、住宅需要はプノンペンほど厚くありません。短期転売前提の投資はリスクが高く、工場・物流関連施設に近い物件や実需ベースの需要がある立地を選ぶ必要があります。
現場で迷いやすいのは「価格が下がったから割安」と判断してしまう点です。重要なのは回復スピードです。直近2〜3年の実取引件数が回復しているか、地元仲介業者に具体的な成約事例を提示してもらうべきです。件数が伴わない価格上昇は持続しません。
シェムリアップ 観光回復と選別投資
アンコールワットを擁するシェムリアップは観光依存型の都市です。パンデミック後の回復局面にあり、ホテル区分やサービスアパートへの関心が戻っています。
観光依存リスクと分散策
観光客数は回復傾向にありますが、航空路線や国際情勢の影響を受けやすい特性があります。稼働率が収益を左右するため、以下を確認します。
- 過去3年の平均客室稼働率
- 運営会社の実績と財務状況
- 利回り保証の原資と契約条件
ホテル区分は利回り数字が高く見えますが、運営リスクを負います。安定収益を重視する投資家は、観光地中心部からやや離れたローカル賃貸需要向けコンドミニアムを検討する方が現実的です。
インフラ計画から読む将来価格の方向性
都市の将来性はマスタープランとインフラ投資で判断します。新空港、橋梁、高速道路、経済特区の指定は価格に影響します。ただし、計画段階と完成段階では意味が違います。
投資判断の順番は次の通りです。
- 計画の正式承認有無
- 予算確保状況
- 着工済みかどうか
- 完成予定時期の現実性
パンフレットに記載された将来構想だけで判断するのは危険です。現地役所の公開資料や建設現場の進捗確認を行うことで、実態に近い判断ができます。
投資家タイプ別エリア選択の目安
- 安定賃料重視の長期保有型
→ プノンペン中心部の実需エリア - 価格変動を許容できる成長期待型
→ 再開発が進むシアヌークビルの選別案件 - 観光回復を取り込む運営型
→ シェムリアップのホテル・サービスアパート
エリア選定は利回り数字よりも「需要の質」で決まります。誰が借りるのか、誰が将来買うのか。この2点を具体的に言語化できない物件は見送る判断も必要です。

エリア選びで失敗する人は利回りを見て買いますが、成功する人は“需要の根拠”を見て買います
投資対象の種類。コンドミニアム・ホテル・オフィス・工場の選び方
カンボジア不動産投資と一口に言っても、選ぶアセットによって収益構造もリスクの質も大きく変わります。コンドミニアム、ホテル区分、オフィス、工場・倉庫。それぞれに向き不向きがあり、「利回りが高そう」という印象だけで決めると後悔しやすい分野でもあります。
重要なのは、自分の投資目的と出口戦略に照らして選ぶことです。ここでは、実務レベルで判断できる基準を整理します。
コンドミニアム投資の選び方。外国人所有可能な王道アセット
法的枠組みと所有形態の確認ポイント
外国人が比較的取得しやすいのは、区分所有コンドミニアムです。建物全体の一定割合までは外国人名義で所有可能とされていますが、契約前に以下を必ず確認します。
- ハードタイトルかどうか(権利証の種別)
- 外国人枠の残数
- デベロッパー名義からの正式移転スケジュール
- 管理組合の設立状況と管理会社の実態
登記予定日が「完成後◯カ月以内」と曖昧に書かれている場合は要注意です。担当者に「登記完了までの過去実績は何カ月かかっていますか」と具体的に質問すると実態が見えます。
利回り保証物件の見極め方
プノンペンでは、利回り保証付きのコンドミニアムも多く見られます。表面利回り8〜10%と表示されていても、以下を精査しなければ実質利回りは読めません。
- 保証期間終了後の想定賃料
- 管理費・修繕積立金の水準
- 家具付きかどうか、原状回復費用の負担
- 源泉税控除後の手取り額
保証期間中は安定して見えますが、終了後に空室が増え、想定賃料が2〜3割下がるケースもあります。出口が個人投資家向けの再販市場になるため、立地はCBDや日本人駐在員が多いエリアに絞るのが無難です。
向いている投資家
- 米ドル建て家賃収入を長期保有で積み上げたい人
- 初めてカンボジア不動産に参入する人
- 将来の転売も視野に入れた流動性重視型
ホテル・サービスアパート投資の判断基準
観光回復と運営依存リスク
シェムリアップなど観光都市では、ホテル区分やサービスアパート投資が提案されることがあります。収益は稼働率とADR(平均客室単価)に大きく左右されます。
チェックすべきは次の点です。
- 運営会社の実績(過去の平均稼働率データ)
- 固定賃料型か売上連動型か
- 修繕積立の仕組み
- パンデミック時の実績
運営会社依存度が高いため、物件というより事業投資に近い性質があります。現地視察で実際の客層や稼働状況を確認しないまま契約するのは避けたいところです。
向いている投資家
- 不動産というより事業収益型モデルを理解できる人
- 稼働変動を許容できる中上級者
- 観光需要の回復シナリオに賭ける中期投資家
オフィス投資の現実。テナント属性を見抜く
需要構造と空室リスク
プノンペンのCBDではグレードAオフィスが増えていますが、供給過多の局面もあります。単に「新築で立派」という理由では不十分です。
確認するべきポイントは以下です。
- 既存テナントの業種と契約期間
- 平均賃料とフリーレント条件
- 近隣の新規供給予定
- 管理体制と共用部の維持状況
特にテナントが中国系企業に偏っている場合、外部環境変化で一斉退去が起きる可能性もあります。契約書で更新条件や解約条項を確認することが重要です。
向いている投資家
- 法人テナントとの長期契約を好む安定志向
- 市場動向を定期的にモニタリングできる人
- まとまった投資資金を投入できる層
工場・倉庫投資。法人向け不動産の強みと難しさ
製造業進出と長期契約
カンボジアでは縫製や軽工業を中心に工場需要があります。工場や倉庫は法人テナントと長期契約を結ぶケースが多く、キャッシュフローは比較的安定しやすい傾向があります。
ただし、ハードルも高いです。
- 土地所有の法規制とスキーム設計
- テナント撤退時の再募集難易度
- インフラ(電力・水道・道路)状況
- 工業団地内か単独立地か
工業団地内物件であれば管理やインフラが整っていますが、利回りはやや低下することもあります。一方、単独立地は高利回りを提示されがちですが、再募集に時間がかかることがあります。
向いている投資家
- 事業用不動産に慣れている法人・富裕層
- 長期保有を前提とした安定収益志向
- 出口をテナント付き売却で想定できる人
最終判断のフレーム。目的別の選び方
投資対象を決める際は、次の順番で整理すると判断しやすくなります。
- 投資目的はインカム重視かキャピタル重視か
- 保有期間は5年未満か10年以上か
- 自分は現地情報を継続的に追えるか
- 空室や収益変動にどこまで耐えられるか
初参入であれば、立地の良いコンドミニアムから始め、経験を積んでからホテルや工場に広げる戦略が現実的です。逆に法人で海外展開を見据えるなら、工場やオフィスが資産と事業の両面で活きることもあります。
アセット選択は「利回りの高さ」ではなく、「自分の戦略との整合性」で決める。ここを外さなければ、カンボジア不動産投資は米ドル建て資産として有効なポートフォリオの一角になり得ます。

物件の種類を選ぶ前に、自分の出口と資金回収のシナリオを紙に書き出してみてください。そこがブレなければ、判断は一気にクリアになります
利回りと収益シミュレーション。実質リターンの考え方
カンボジア不動産投資を検討する際、最も多く見かける数字が「利回り◯%」という表記です。しかし、広告や販売資料に記載されている利回りの多くは表面利回りであり、そのまま鵜呑みにすると実際の収益との乖離が生まれます。投資家が本当に見るべきなのは、米ドル建てでいくら残るのか、そして日本円に戻したときにどうなるのかという実質リターンです。
表面利回りと実質利回りの差を具体的に埋める
表面利回りは、年間家賃収入 ÷ 物件価格で計算されます。たとえば10万ドルのコンドミニアムで、年間家賃が8,000ドルなら表面利回りは8%です。数字としては魅力的に映ります。
しかし実際には、以下を差し引いた金額が手取りとなります。
- 管理費・修繕積立金
- 固定資産関連税や家賃に対する源泉税
- 管理会社手数料
- 空室期間の損失
- 送金手数料・為替スプレッド
仮に年間8,000ドルの家賃から、管理費1,200ドル、管理手数料800ドル、税金14%相当、空室1か月分を差し引くと、手残りは約5,500ドル前後まで落ちるケースもあります。この場合、実質利回りは約5.5%です。
数字が2〜3ポイント下がるのは珍しくありません。販売資料の利回りと、自分の口座に残る利回りは別物だと理解することが出発点です。
米ドル建て収益と円換算リスクの読み方
カンボジアでは米ドルが広く流通しており、家賃もドル建てで受け取るケースが一般的です。これは新興国投資の中では大きな特徴です。
ただし、日本在住投資家にとっての最終評価は円ベースになります。ここで考えるべきは為替の影響です。
例として、年間実質5,500ドルの収益がある場合を考えます。
- 1ドル=150円なら約82万5,000円
- 1ドル=130円なら約71万5,000円
同じドル収益でも、円換算で10万円以上の差が出ます。ドル建てで安定しているから安全、とは言い切れません。重要なのは、為替前提をいくつか置いたシナリオ分析です。
実務では、
- 現在レート
- 円高シナリオ(−10%)
- 円安シナリオ(+10%)
この3パターンで年間キャッシュフローを試算します。購入前にこの比較表を自分で作るだけで、判断の精度が一段上がります。
利回り保証物件の数字をどう扱うか
カンボジアでは利回り保証付き物件も多く見られます。年6〜8%保証といった条件は魅力的です。ただし、見るべきポイントは保証期間と原資です。
確認すべき具体項目は以下です。
- 保証期間は何年か
- 保証はデベロッパー本体か、別会社か
- 保証終了後の想定賃料はいくらか
- 価格に保証分が上乗せされていないか
現場でよくあるのは、保証期間終了後に実勢賃料が想定より低く、利回りが急減するケースです。販売担当者に「保証終了後の近隣相場はいくらですか」「現在入居中の実賃料を見せてもらえますか」と具体的に聞くことが重要です。
保証付き利回りと、実需に基づく利回りは分けて考えます。
短期転売型と長期保有型で変わる収益構造
収益シミュレーションは、投資スタイルによって大きく変わります。
短期転売型では、
- 完成前購入価格
- 完成時の想定売却価格
- 売却時の税金や手数料
を中心に計算します。キャッシュフローよりもキャピタルゲインが主役です。ただし、市場の流動性や買い手層を誤ると出口で詰まります。売却想定価格の根拠を、近隣の実取引事例で確認することが欠かせません。
長期保有型では、
- 年間純収益
- 保有期間中の価格上昇率
- 将来の売却時税制
を織り込みます。たとえば年間5%の実質利回りに加え、年3%の価格上昇を仮定するなら、総合リターンは約8%です。ただし価格上昇は保証されません。過去の供給量推移や開発計画を見て、現実的な成長率を置く必要があります。
銀行預金や国内不動産との比較軸を持つ
カンボジアでは米ドル定期預金で年4%前後の金利が提示されることもあります。仮に4.5%のドル預金がある場合、不動産で実質5%ならリスクに対する超過リターンは0.5%です。
この差が妥当かどうかを自問します。
不動産は流動性が低く、管理リスクや法規制リスクもあります。預金と同列に比べるのではなく、「どれだけのリスクプレミアムを取りにいくのか」という視点で考えます。
国内区分マンション利回り3〜4%と比較する場合も同様です。
- 為替リスクを取る価値があるか
- 新興国リスクを織り込んだ期待リターンか
この問いに数字で答えられる状態にしてから投資判断を下します。
実務で使える簡易シミュレーション手順
購入検討時は、次の順番で数字を固めると迷いにくくなります。
- 想定家賃を保守的に設定する(販売資料の90%程度)
- 年間コストをすべて洗い出す
- 空室率を最低5〜10%織り込む
- ドルベース実質利回りを算出する
- 円換算で複数為替シナリオを作る
- 売却時の税金と手数料を入れてIRRを概算する
ここまで行えば、「何となく良さそう」から「数字で納得できる」に変わります。
カンボジア不動産投資は、米ドル建てという強みがあります。しかし最終的に残るのは、管理費や税金を差し引いた後の純収益と、出口で実現できる価格です。派手な利回り表示よりも、地味な計算表を信じる姿勢が、長期的な資産形成を左右します。

利回りは広告の数字ではなく、あなたの口座に最終的にいくら残るかで判断することが大切です
外国人が購入する際の法規制と所有形態
カンボジア不動産に投資する際、最初に押さえるべき論点は「何をどの形で所有できるのか」です。利回りや米ドル建て収入に目が向きがちですが、法的な所有形態を誤解したまま契約を進めると、出口戦略そのものが崩れます。
外国人投資家が選べる枠組みは限定的です。その制約を前提に、どの物件タイプをどう取得するかを設計することが重要です。
外国人が直接所有できる不動産の範囲
カンボジアでは、外国人は土地を直接所有できません。これは原則であり、例外はありません。戸建住宅や土地付き店舗を「フリーホールドでそのまま持つ」という形は取れません。
一方で、以下の条件を満たす区分所有コンドミニアムは取得可能です。
- 建物の2階以上部分であること
- 建物全体の専有面積のうち、外国人所有割合が70%以下であること
- 正式な区分所有登記制度に基づいていること
ここで見落とされがちなのが「1階部分は取得不可」という点です。商業施設併設型コンドミニアムの場合、店舗区画が1階にあることも多く、用途によっては購入できないケースがあります。
契約前には、対象ユニットの階数と、すでに外国人に販売済みの割合をデベロッパーに書面で確認することが実務上の基本です。
ハードタイトルとソフトタイトルの違い
カンボジア不動産のリスク評価で最も重要なのが、権利証の種類です。主に以下の2種類があります。
- ハードタイトル
- ソフトタイトル
ハードタイトルの特徴
国の土地管理局に正式登録されている登記制度です。第三者対抗力が明確で、銀行融資や将来売却の際に有利に働きます。外国人が区分所有で取得する場合も、最終的にハードタイトルへ移行できるかが大きな判断材料になります。
確認ポイントは「個別ユニット単位での分筆登記が完了しているか」です。建物全体ではなく、各部屋ごとに独立登記されているかどうかをチェックします。
ソフトタイトルのリスク
地方自治体レベルでの登録にとどまる形式です。売買自体は可能ですが、中央政府の正式登記ではないため、権利関係が曖昧になるリスクがあります。
短期転売を前提にする投資家は、「将来ハードタイトルへ転換予定」という説明をうのみにしがちです。しかし、転換時期が未確定な案件も少なくありません。転換スケジュールが契約書に明示されているか、遅延時のペナルティ条項があるかを必ず確認します。
土地を実質支配するための代替スキーム
土地所有ができない以上、戸建や土地付き物件を希望する場合は間接的な方法を検討します。代表的な手法は以下のとおりです。
- カンボジア法人を設立し、現地法人名義で土地を保有する
- 名義上カンボジア人と共有し、議決権構造でコントロールする
- 長期リース契約を活用する
法人スキームは、外国資本比率49%以下に抑えるなどの条件設計が必要になります。形式だけ整え、実質的に外国人が100%支配する構造は法的安定性に欠けるため、株主間契約や担保設定まで踏み込んだ設計が求められます。
長期リースは最長50年程度が一般的です。更新オプションの有無、途中解約条件、地代改定条項を精査しないと、実質利回りが大きく変動します。
デベロッパーの信頼性確認と契約チェック項目
新興国投資で失敗が集中するのは、物件よりも相手方の選定です。パンフレット上の利回り保証よりも、以下の実務項目を確認する方が重要です。
- 過去プロジェクトの竣工実績と引渡し遅延履歴
- 建築許可証および開発許可証の取得状況
- 建設中物件の場合のエスクロー口座の有無
- 売買契約書におけるキャンセル条件と違約金条項
担当者に「ハードタイトルはいつ発行予定ですか」と聞くだけでなく、「発行されない場合の返金条項はありますか」と具体的に質問します。この一言で相手の誠実さが見えることもあります。
資金送金と名義登録の実務
カンボジアでは米ドル決済が一般的です。海外からの送金記録は、将来売却時の資金還流に影響します。購入時の送金証明書は必ず保管します。
名義登録時には以下の書類が求められることが多いです。
- パスポートコピー
- ビザ情報
- 購入資金の送金証明
- 売買契約書
銀行口座開設と組み合わせる場合は、物件購入と口座開設の順番も重要です。先に現地口座を開設してから支払うほうが資金管理上は明確になります。
投資家としての最終判断基準
法規制は制約であると同時に、参入障壁でもあります。理解が浅い投資家が敬遠する分、制度を把握している投資家にとっては機会になり得ます。
最終的な判断では、以下の3点を基準に整理します。
- 取得形態が出口戦略と整合しているか
- タイトルの種類と登記状況が明確か
- 契約書にリスク発生時の救済条項があるか
カンボジア不動産投資は、制度を知らないことが最大のリスクです。利回りやドル建て収入の魅力と同じ重みで、法的枠組みを精査することが長期安定運用への前提条件になります。

海外不動産は利回りよりもまず権利の安定性です。所有形態を理解してから初めて、数字の議論に進みましょう
税制とコスト 購入から売却までにかかる費用
カンボジア不動産投資で見落とされやすいのが、取得時の初期費用と保有中の税金、そして売却時の課税です。米ドル建てで運用できる点に注目が集まりがちですが、実質利回りを左右するのはキャッシュアウトの総額です。ここでは購入から出口まで、具体的な数字と確認ポイントに落とし込みます。
取得時に発生する税金と初期費用の内訳
物件価格以外に必要となる主なコストは以下の通りです。
- 不動産取得税(登録税)
一般的に売買価格の4%が目安です。登記移転時に発生します。売買契約書に記載された価格が基準になりますが、当局の評価額が参照されるケースもあるため、契約前にどの金額が課税ベースになるのかを確認します。 - 登記関連費用
弁護士費用や行政手続き代行費用が数百ドルから数千ドル程度かかります。デベロッパー経由で一括手配されることもありますが、内訳を明示してもらうことが重要です。 - 印紙税や契約書作成費
小額ですが、複数回の契約変更があると積み上がります。特にプレビルド物件では、予約契約・本契約・権利証発行と段階的に書類が増えます。
実務で迷いやすい点
プレビルド物件の場合、「ハードタイトル」か「ストラタタイトル」かで手続きの流れが変わります。タイトル発行前に転売する場合、名義変更の扱いが通常の売買と異なることがあります。契約書の譲渡条項を必ず確認し、再販売時の手数料負担が誰になるのかを明確にします。
保有中にかかる税金とランニングコスト
家賃収入に対する税金
個人名義で賃貸する場合、家賃収入に対して源泉税が課されます。一般的には14%前後が目安とされますが、法人化や税務登録の有無で取り扱いが変わります。
利回り保証付き物件では、保証分配金から自動的に源泉徴収されるケースが多く、手取り利回りが当初想定より低くなることがあります。保証利回りが8%と記載されていても、税引後で計算すると6%台に落ちることも珍しくありません。
固定資産税とその他の税
一定評価額以上の物件には固定資産税が課されます。税率自体は高くありませんが、評価額の算定方法を理解していないと予想外の負担になることがあります。管理会社に評価額通知のコピーを取り寄せ、税務申告が適切に行われているかを確認します。
管理費・修繕積立金・保険
コンドミニアムでは管理費が月額で発生します。プノンペン中心部の高級物件では、1平方メートルあたり月1〜2ドル程度が目安です。空室でも発生する固定費であるため、実質利回りを算出する際は年間ベースで織り込みます。
火災保険や家財保険は任意の場合もありますが、賃貸運用するなら加入を前提にしたほうが安全です。
送金コストと為替差
家賃を日本へ送金する場合、銀行手数料や中継銀行手数料が発生します。米ドル建てで受け取っても、日本円へ両替するタイミングで為替差益・差損が生じます。送金頻度を四半期ごとにするなど、コスト圧縮の設計が有効です。
売却時に発生するキャピタルゲイン税と諸費用
キャピタルゲイン課税の動向
近年、カンボジアでは個人のキャピタルゲイン課税が段階的に整備されています。売却益に対して課税される方向で制度が進んでおり、売却時期によって取り扱いが異なる可能性があります。
売却益の算定では、取得価格に加え、登録税や仲介手数料などの取得関連費用を経費として計上できるかが重要です。契約書や支払い証憑を保管していないと、実際の利益より高い課税対象額で計算されるリスクがあります。
仲介手数料と名義変更費用
売却時には不動産会社への仲介手数料が発生します。相場は3〜5%程度ですが、エリアや物件タイプで変動します。名義変更費用や登録税の負担割合も、売主・買主のどちらが持つか事前交渉が可能です。
出口戦略別のコスト差
短期転売型の場合、売却時の税負担と仲介手数料が利益を大きく削ります。長期保有型で家賃収入を積み上げる戦略とは、キャッシュフロー構造がまったく異なります。
例えば、
購入価格20万ドル
登録税4%=8,000ドル
管理費年間2,000ドル
家賃利回り8%、源泉税後約6.8%
5年保有後に25万ドルで売却した場合、単純な値上がり益は5万ドルですが、税金と手数料を差し引くと実質利益は大きく圧縮されます。表面利回りだけで判断すると誤ります。
実質利回りを把握するためのチェックリスト
投資判断前に、以下を数値で確認します。
- 登録税・登記費用を含めた総投資額はいくらか
- 税引後家賃収入での年間手取りはいくらか
- 管理費・固定資産税を引いた後の実質利回りは何%か
- 売却時に想定される税率と仲介手数料は何%か
- 取得関連費用を証明できる書類は保管されているか
数字をすべてドルベースで整理し、そのうえで円換算した場合のシナリオも検討します。米ドル建て資産であることは強みですが、日本円で生活費を支払う投資家にとっては、最終的な円ベースのキャッシュフローが判断基準になります。
カンボジア不動産は高成長市場である一方、税制は発展途上で変化もあります。最新情報を確認し、契約前に税務アドバイザーへ具体的なケースで試算してもらうことが、実質リターンを守る最短ルートです。

表面利回りよりも税引後のキャッシュフローと出口時の総コストを見れば、本当に勝てる案件かどうかは冷静に判断できます
カンボジア不動産のリスクと失敗パターン
カンボジア不動産投資は米ドル建てで運用できる点や成長期待が魅力ですが、新興国特有のリスクを正しく理解していないと、想定利回りが崩れます。ここでは、実際に起きやすい失敗パターンを具体的な確認ポイントとともに整理します。
供給過多エリアでの空室長期化
プノンペン中心部では一時期コンドミニアムの供給が急増しました。完成物件数と入居率のバランスを見ずに購入すると、想定家賃での入居が決まらず、数カ月空室が続くケースがあります。
判断材料として確認すべきは次の3点です。
- 同一エリア内の「完成済み物件数」と「建設中物件数」
- 直近6カ月の実際の成約家賃(募集賃料ではなく成約ベース)
- 同タイプの稼働率と平均空室期間
販売資料に記載された想定家賃だけで利回りを計算するのは危険です。現地管理会社に「直近3件の成約事例を具体的に教えてほしい」と依頼し、面積・階数・家具有無まで条件を揃えて比較することが重要です。
利回り保証終了後の収益急減
利回り保証付き物件は初心者にとって分かりやすい商品です。しかし保証期間終了後、実勢賃料に戻った瞬間に利回りが半減する事例もあります。
よくある失敗は、保証利回りをそのまま長期前提で資金計画に組み込むことです。確認のコツは以下です。
- 保証原資がどこから出ているのか(販売価格に上乗せされていないか)
- 保証終了後の想定賃料と周辺実勢賃料の差
- 管理委託条件が保証終了後に変わらないか
販売担当者に「保証終了後の実質利回りを、空室率10%で試算してください」と具体的に依頼すると、数字の現実味が見えてきます。
デベロッパー倒産・工事遅延
カンボジア不動産で繰り返されてきた失敗の一つが、オフプラン購入後の工事停止です。資金繰り悪化や外資規制の変化により、引き渡しが大幅に遅れることがあります。
チェックすべき実務ポイントは以下です。
- 過去の完成実績件数と引き渡し遅延の有無
- 建設会社とデベロッパーの関係性
- エスクロー口座の有無と支払スケジュール
モデルルームの豪華さよりも、既存完成物件を実際に見学し、入居率と管理状態を確認する方が投資判断としては有効です。
タイトルリスクと法的トラブル
外国人は土地所有ができないため、区分所有コンドミニアムの合法性やタイトルの種類が重要です。ハードタイトルとソフトタイトルの違いを理解しないまま契約すると、将来の売却時に問題が顕在化します。
契約前に確認すべき事項は明確です。
- 登記証明書の原本確認
- 建物全体の外国人所有比率
- 共用部分の管理主体と規約
「この部屋は外国人枠の何%目にあたりますか」と具体的に質問できるかどうかで、リスク把握の深度が変わります。
現地パートナー選定ミスによる管理崩壊
購入後の管理を現地パートナー任せにした結果、家賃未回収や修繕放置が起こるケースもあります。特に遠隔投資では情報の非対称性が大きくなります。
管理契約時に必ず決めておくべき事項は次の通りです。
- 月次レポートの提出形式と頻度
- 家賃滞納時の対応フロー
- 修繕費の事前承認金額の上限
曖昧なまま任せると、後から状況を把握できなくなります。オンライン面談で実際の管理画面を共有してもらうなど、運用体制を事前に確認することが現実的な対策です。
為替と流動性の二重リスク
米ドル建てで家賃を受け取れる点は強みですが、日本円に換算する際の為替変動は無視できません。さらに、出口市場が限定的である点も見落とされがちです。
短期転売を前提とする場合、買い手層が外国人中心になるのか、現地富裕層なのかを想定しておく必要があります。売却想定価格を保守的に設定し、購入時点で「誰に売るのか」を具体化していない投資は失敗しやすいです。
税制変更と制度リスク
キャピタルゲイン課税や源泉税制度は変更される可能性があります。新興国では制度の運用が急に厳格化することもあります。
実務的には、以下を押さえておくと対応しやすくなります。
- 最新の課税ルールを毎年確認する
- 現地税理士との連携体制を確保する
- 個人保有か法人保有かの比較シミュレーションを事前に行う
制度リスクは避けられませんが、情報更新の頻度を上げることでダメージを抑えられます。
カンボジア不動産投資で失敗する人の多くは、成長ストーリーだけを見て購入を急ぎます。一方で成功する投資家は、供給状況、デベロッパー実績、保証終了後の数字、管理体制、出口戦略まで具体的に詰めています。数字と契約書を冷静に見られるかどうかが分岐点です。

新興国投資は夢ではなく契約と数字の積み重ねです。華やかな将来性よりも、今日確認できる事実を一つずつ押さえる姿勢がリスク管理の本質ですよ
成功するための実践ステップと戦略設計
カンボジア不動産投資で成果を出す投資家は、物件選びよりも前に「順番」を設計しています。米ドル建てで運用できるという魅力だけで判断せず、目的・資金・出口の3点を一本の線でつなげることが重要です。ここでは、実務で迷いやすいポイントに踏み込みながら、再現性のある進め方を示します。
ステップ1 投資目的を数値で定義する
「成長国だから」「利回りが高いから」では設計になりません。最初に決めるべきは、次の3項目です。
- 年間の目標キャッシュフロー(ドルベースでいくら必要か)
- 想定保有期間(3年以内の売却か、10年以上の長期保有か)
- 為替前提(1ドル=何円で評価するかの保守ライン)
例えば、年間1万ドルの手取りを目標とする場合、表面利回り8%の物件でも、管理費・税金・空室率を差し引いた実質利回りが5%であれば、必要投資額は20万ドル前後になります。この逆算をせずに物件を見ると、利回り保証や広告表示の数字に振り回されます。
短期売却型なら「再販市場で流通しやすい価格帯」を優先します。長期保有型なら「賃貸需要が底堅いエリアか」「修繕計画が現実的か」を重視します。ここを曖昧にしたまま進めると、途中で戦略変更を余儀なくされます。
ステップ2 情報の真偽を見抜く現地確認プロセス
カンボジア不動産では、オンライン面談や日本語資料だけで判断する投資家も少なくありません。しかし、現場で確認すべき項目は明確です。
デベロッパー確認の具体項目
- 過去プロジェクトの完成実績と引き渡し遅延の有無
- 施工会社名と保証期間の明記
- 管理会社の実在オフィスとスタッフ人数
モデルルームではなく、既存完成物件の共用部や稼働状況を見ます。エレベーターの保守状態、掲示板の賃貸募集数、管理人の常駐状況。こうした細部が、将来の空室率を左右します。
権利関係とタイトル確認
ハードタイトルかソフトタイトルかの違いは理解していても、実際の登記証書を目視確認していないケースがあります。コピーではなく原本確認、発行日、地番表記、所有者名の一致。このチェックを怠ると、出口で売却が滞る可能性があります。
ステップ3 米ドル資産との組み合わせ設計
カンボジアでは米ドルが広く流通しています。不動産単体で考えるのではなく、銀行口座やドル預金と組み合わせた資産防衛設計が有効です。
例えば、
- 家賃収入は現地ドル口座で受け取り
- 一部をドル定期預金に回す
- 円転は為替が有利なタイミングに限定する
このようにキャッシュフローの流れを設計します。毎月自動的に円転してしまうと、為替のブレがリターンを削ります。現地銀行の送金手数料や中継銀行手数料も事前に確認し、実質手取りを試算しておくことが重要です。
ステップ4 出口戦略を購入前に具体化する
購入時に出口を考えていない投資は、価格が思うように伸びなかったときに動けません。想定すべきは3つの出口です。
- 現地富裕層への売却
- 海外投資家への再販
- 長期保有後のインカム継続
それぞれで適した価格帯や物件タイプが異なります。プノンペン中心部の中価格帯コンドミニアムは再販市場が比較的形成されています。一方で、利回り保証付きホテル区分は保証終了後に買い手が限定されることがあります。
売却時の税制変更リスクも織り込みます。キャピタルゲイン課税の動向を把握し、売却時の手取り額を複数パターンで試算しておくと、迷いが減ります。
ステップ5 よくある失敗を避ける意思決定ルール
現場で多い失敗は、次のようなものです。
- 利回り保証年数だけで判断する
- 中国資本主導エリアの急騰事例を一般化する
- 管理費や修繕積立金の将来増額を見込まない
- 現地パートナーに丸投げする
これを防ぐには、自分なりの「投資可否チェックリスト」を持つことです。例えば、「実質利回りが5%未満なら見送る」「完成実績が2件未満のデベロッパーは保留する」といった明確な線引きです。
感情ではなく、事前に決めたルールで判断する。新興国投資では特に効果的です。
ステップ6 分散と資産配分の最適化
カンボジア不動産をポートフォリオの何%にするかも戦略の一部です。国内不動産、株式、ドル預金とのバランスを取り、1国集中リスクを避けます。
一般的には、海外不動産は総資産の10〜30%程度に抑える投資家が多い傾向です。ただし、事業拡大や法人進出と絡める場合は割合が変わります。自分の資産構成全体を俯瞰し、位置づけを明確にします。
戦略設計とは、物件選びではなく「資金の流れと時間軸」を描くことです。カンボジア不動産は成長性とドル建て運用という魅力がありますが、順番を誤れば期待リターンは得られません。目的の数値化、現地確認、ドル資産設計、出口想定。この4点を軸に組み立てることが成功への近道です。

新興国投資で一番大事なのは物件よりも設計図です。買う前に出口まで描けているか、そこが勝敗を分けます

